丸紅で描けるキャリア

若手社員対談

TALK SESSION

若手社員対談仕事はどのように覚える?

※所属部署は取材当時のものです
※一部現在の部署名とは異なる場合があります

MEMBERS私たちが語ります!

就職活動と丸紅に決めた理由は?

決め手は「人」。
こんな人たちと一緒に働きたいと思った。

就職活動中って、入社後、どのように仕事をしていくのか、先輩社員とどのように関わっていくのか……など、気になることって沢山あるよね。私たちも入社2年目(取材当時)で、まだまだ覚えることだらけの若手社員。今日は、私たちが丸紅に入社してから経験してきたことを通して、学生のみなさんが気になっていそうことにお答えしたいと思います。さっそくだけど、曽木さんは、どうして総合商社を目指したの?

私は大学3年生の夏から1年間イギリスに留学していたので、いわゆる夏採用で入社しました。バリバリ働けるところはないかと外資系企業などを中心に就職活動をしているときに丸紅を知って、総合商社なら日本を拠点として海外に発信する仕事ができるし、自分自身の経験も活かせると考えたの。川田さんは?

最初のきっかけは高校時代に経験したフランスへの短期留学かな。初めて海外の人々と深く触れ合い、その生活が楽しくて、帰国して父に「将来は海外と交流する仕事に就きたい」と話したら、それなら総合商社だと。それ以来、漠然と総合商社に憧れていたんだよね。大学時代に国際交流団体のサークルに入ったのも、海外からの留学生たちと触れ合いたいと考えていたから。きっと曽木さんも、いくつか総合商社を受けたと思うけど、その中で丸紅に入社を決めた理由は?

やっぱり人かな。夏採用ということもあって社員訪問の機会も限られるなか、総合商社ごとの違いはよくわからない。だから、自分が会った人の印象で決めようと考えていて。丸紅の人はとにかく人当たりがいい。面倒見がいいともいうのかな。面談後も連絡をくださったりして、とにかく柔らかい印象だった。

人で決めたというのは私も同じ。何度かOB訪問したんだけど、会う人すべていい人たちばかりで。就職に関する相談にも気さくに乗ってくれて、困ったらいつでも相談できる。こんな人たちと一緒に仕事をしたい。そう思って丸紅に入社を決めたんだ。

対談風景

仕事はどのように覚えていく?

すぐに仕事を任されて、
必死に仕事を覚えた1年目

入社後はICTビジネス第二部に配属され、いまはモバイル端末を販売する事業会社の管理に携わっています。1年目は事業会社の制度や規約改定に関わる業務を担当していたけど、現在は決算業務をはじめ、在庫、資金繰り、販売計画といった、企業の活動や経営状況を客観的な数字で示し、経営分析や改善に資する計数管理を中心に行っています。

2年目で事業会社の経営に関わる仕事を任されているのは凄いね。

経営そのものではないけどね。ただ、計数管理を通して大規模事業会社の動きを正確に把握し、部・本部に対して的確な報告を上げていく仕事を任せられているのは光栄なことだなと思う。川田さんはいま財務部の為替金融市場課だよね?

そう。1年目は外国為替チームで貿易決済の管理業務を担当して、2年目から現在の部署で為替リスクのヘッジと外貨の調達、管理を担当している。主に扱う通貨はドル、ユーロなどの主要通貨だけど、台湾ドルやチリ・ペソなどのマイナー通貨の需要が発生することもあり、いかに丸紅がグローバルに活動しているかが実感できる部署だよ。

対談風景
対談風景

専門的で1年目にはハードルが高そうだけど、仕事はどうやって覚えていったの?

最初は“どのボタンを押す”とか“どの書類のどこをチェックする”とか、作業実務を覚えることだけに集中した。極論を言うとその作業の意味とか、背景を理解するのは実務をきちんと終えてから。先輩の指導通りに正確、かつ迅速に実務をこなすことを目標にしていたね。それは正確性を追求する財務部という組織の性格によるところも大きかったと思う。1年目から即戦力として扱われるし、チャレンジも認められるけど、失敗するととんでもない損失を生みかねない部署だからね。

1年目から即戦力として扱ってもらえるのは嬉しいけど大変でもあるよね。私も配属後すぐに重要な会議に同席させてもらったけど、最初は飛び交う単語の意味さえわからなかった。とにかく内容を全部メモして、後で調べて、どうしてもわからないことは先輩に尋ねて……の繰り返し。でも、嫌な顔一つせず、どんなことでも詳しく丁寧に指導してくれた先輩にはとっても感謝してる。おかげで2、3ケ月もすると、だんだん仕事の流れをつかむことができたかな。

私の所属する為替金融市場課では為替リスクヘッジ業務とは別に、総合職が相応金額規模の資金枠で株式、為替、債券に投資して予算とされた収益獲得を目指すディーリング業務を行っている。予算を達成するためにマーケットと真剣に向き合うことが、自分の相場観を養ううえでとても役立ってる。1年目から仕事を任せられるけど、任せっぱなしじゃない。きちんと成長の機会を用意してくれるし、OJTのフォローもしっかりしている。これも丸紅の特色だよね。

現在の目標と将来のビジョンは?

いろいろ経験できることが
商社ビジネスの醍醐味

まだ入社2年目だけど、いまでは「この企業は自分が担当だ」という自負も生まれ、想像していたより早く成長できていると実感しています。上長から何を聞かれてもすぐ答えられるように準備しておく。気になる点があれば事業会社にヒアリングを行い、関連情報を精査しておく。この事業会社に関しては曽木に聞けば大丈夫と言われるようになりたいし、そのための準備は怠らないようにしています。

それは頼もしいなあ。私も業務内容については一通り覚えたと思うけど、クオリティの面ではまだまだ。早く先輩たちに追いつかないといけないと思ってる。

たとえば、どんなときに先輩との差を感じるの?

一番は判断のスピードかな。為替の変動はいつも突然起こる。その際にすぐヘッジに動くのだけれど、どの銀行で、どのくらいの金額を売買すべきかを全体のポジションを把握しつつ判断しなくてはいけない。で、私が頭の中でシミュレーションしている間に「川田、遅い!」と言って先輩が先に売買してしまうわけ。悔しいけれど、それが今の自分の力で、先輩たちとは圧倒的に差があると認めざるを得ないよ。

財務はスペシャリスト集団だものね。追いつくのは大変だよね。

もちろん少しは成長したという自負もあるよ。ある営業課が相当金額の為替差損を生じる可能性を発見し、すぐに担当に連絡して未然に損失を防げたことがあった。ふだんから交流のある営業課で利益を生み出す苦労を知っていたから、少しは役に立てたと嬉しく思った瞬間だったな。

入社2年目とか、若手とか関係なく、プロとして仕事を求められるよね。任せられた仕事に責任を持ち、収益に貢献することは常に考えてる。

ところで、今後のキャリアビジョンをどう考えているの?

事業投資部門はローテーションが早くて、私のように2年間同じ企業を担当しているのはむしろ稀な方。これからはより多くの事業会社を担当することになると思うし、事業会社に出向してビジネス創造に直接関わる機会も増えていくはず。だから、まずは現在の部署でより多くの経験を重ね、スキルを磨いていきたいと考えてる。

長期的には? ほかに挑戦してみたい分野とか。

もともと総合商社に入社したら人々の暮らしに関わるビジネスに携わりたいと考えていて、入社時の配属第一希望は生活産業グループ。本当は食品に興味があったけれど、モバイルも暮らしに欠かせないアイテムの一つだし、その観点から現在の部署には満足してる。将来的にはやはりICTが重要なキーワードだと思っていて、もはやICTはビジネスを支える基盤であり、その進化が社会や暮らしを変えるほどのインパクトを持っているでしょう? その意味ですっと注目していきたいし、ICTを活用した新しいビジネスの創出にも関わりたいな。

私も第一希望ではなかったけれど、いまでは財務部に配属されて良かったと思っているよ。丸紅のビジネスは実に多彩で、それこそ社員でも部署が違えば何をしているかわからないほどだけど、財務部は資金の流れを通して企業の全体像を把握することができる。マーケットも学べるし、とても面白い。

じゃあ、将来は財務のスペシャリストを目指す?

いや、営業部門でバリバリ稼ぐ、という経験もしてみたい。財務部で全社のお金の動きに向き合っている経験も活きると思うし、せっかくいろいろな事業を展開しているのだから、何でもチャレンジしたいと思っているよ。それが総合商社で働く醍醐味の一つでもあるよね。

対談風景

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