INTERVIEW

狙うは、ジェネレーションZ
eスポーツを通じて新規事業の種を探す

小島 悠揮YUKI KOJIMA

次世代事業開発本部 新事業開発部
大学院 工学系研究科 | 2010年修了 ※所属部署は取材当時のものです

MY CAREER

2010年
営業経理第三部 輸送機経理課
2012年
船舶第二部 事業企画チーム
2015年
船舶第二部 LNG船課
2017年
BW GAS AS社 ノルウェー
2019年
新事業開発部 新事業開発第二課

丸紅に入社を決めた理由を教えて下さい

大学院ではクルマや飛行機の設計等に関わる研究に携わり、当初は、その世界に進むことを考えていましたが、就職活動を進めていく中で、さまざまな人に会える仕事を志向するようになりました。多くの人との出会いが、自分を成長させ、人生自体もより豊かになると思ったからです。その環境として適切だと思ったのが、多彩なビジネスを展開している総合商社。丸紅には大学の先輩がいたのですが、仕事内容を語る先輩がとにかくキラキラしていて、楽しく伸び伸びと仕事をしている印象を受けました。ここであれば、自分も先輩のような社会人生活が歩めると感じたのが、入社の決め手です。

現在の仕事について教えて下さい

新事業開発部は、今まで丸紅が取り込めていなかったホワイトスペースと呼ばれる領域でのビジネス創出を目的としており、フィンテックや教育、ウエルネスなど多彩な取り組みを開始しています。私はエンターテインメント分野を担当しており、中でも、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える「eスポーツ※」へのアプローチを進めています。 ※ Electronic Sportsの略で、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称

「eスポーツ」に着目した
理由を教えて下さい

「eスポーツ」に熱狂するジェネレーションZ※と呼ばれる若い世代は、将来あらゆる分野において中心購買層となります。彼らは、デジタルネイティブで、テレビを見ない、クルマや時計などのブランドに価値を見出さないなど、今までに無い新しい行動特性や価値観を持っています。これら新たな世代にどのようにリーチできるかを多くの企業が模索しています。私たち丸紅も「eスポーツ」を通じて彼らを知ることで、新たなビジネス開発に結び付けていきたいと考えているのです。 ※ 1990年代後半から2000年代の初め頃に生まれた若年世代を指すことが多い

現在力を入れている取り組みを教えて下さい

今取り組んでいるプロジェクトは、丸紅としては実績はもちろん、知見も全く無い、文字通りゼロからのスタートです。だからこそ、「eスポーツ」に集うジェネレーションZの行動特性等のデータを分析・解析する米国企業へ資本参加する等の実績を積み上げながら、丸紅がどのような機能を提供していくべきなのか日々模索しています。また、ゲームメーカーとのディスカッションやマーケットデータ等の分析を通じて、新たなビジネス開発の検討も進めています。eスポーツ大会の開催や運営なども視野に入れています。

After Work

最近、第一子となる長男が誕生し、日々の子どもの成長が、一番の癒しであり仕事に向かうモチベーションの源泉になっています。子どもが初めて寝返りを打ったときは、自分でも驚くほど感動しました。親として、子どもの成長を支えている一方で、子どもの成長に自分が支えられていることを実感しましたね。

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