丸紅で描けるキャリア

キャリア入社社員座談会

TALK SESSION

キャリア入社
社員座談会

※所属は取材当時のものであり、現在の組織名と異なる場合があります。
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MEMBERS私たちが語ります!

前職で経験したこと。
そして、丸紅に転職を決めた理由は?

やりたいことを
実現できるフィールドを、
丸紅に見出した。

末次さんは、丸紅を一度退社してから再入社されていますよね。非常に興味深いのですが、その辺りの経緯を教えてください。

丸紅を退職する直前は、自動車業界の事業売却・買収、新規事業立ち上げなどを担当していました。その仕事が社会へ与えるインパクトに魅力を感じ、より専門性を高めて突き詰めたいと考えたのが転職のきっかけです。そして、他企業の新規事業買収や事業売却を専門とする企業に入社しました。仕事自体にはやりがいを感じていたのですが、立場はあくまでアドバイザー。やはり、自ら主体となって事業の立ち上げ、成長に携わりたいと思い、再び大きな事業を動かしていける丸紅に入社しました。有賀さんは、司法試験合格後、専門商社に就職していますね。企業法務を選んだのはどうしてですか。

確かに、たとえば法律事務所という選択肢もあったと思います。ただ私は、ビジネスの現場と距離が近い場で仕事をしたいと考えていました。その辺り、末次さんが感じていたことと同様で、法律事務所の弁護士は、外部のアドバイザーとして、依頼を受けた範囲のサービスを提供する立場。法務の立場から主体的にビジネスに関わっていくためには、企業内の法務部門が相応しいと思いました。その後、出向で総合商社の法務を経験、多様で多彩な法務業務に面白みを感じて、総合商社への転職を志望しました。切替さんは、電力会社からの転職ですね。

私が電力会社に入社したのは、電力を安定供給するという社会的意義の高さに魅力を感じたからです。入社後は火力部に配属され火力発電所の現場で三交代勤務の当直員からキャリアをスタートさせました。その後現場の保修部機械メンテナンスグループを経て丸紅に転職したのですが、きっかけとなったのは結婚です。その後の出産や育児といったライフイベントを考えての転職でした。

でも、今の時代、特に電力会社などは、子育てする女性が活躍する制度や環境も整備されていると思いますが、丸紅への転職を決めた理由は何ですか。

そうですね。きっかけは結婚ではありましたが、「働き方」だけでなく、前職在籍時から、海外発電事業に携わりたい、発電所を建設したい、という夢がありました。また電力業界の変化も激しい中、再生可能エネルギーなど時代のニーズにマッチした電源も必要だと考えていました。これらを早く実現できるのは、総合商社の中で「電力」に強みを持つ丸紅だと思い、入社を決めたのです。

私も丸紅の電力事業全般における存在感に惹かれ、総合商社の中で真っ先に候補に挙がりました。丸紅において、洋上風力発電案件をはじめとする最先端の電力事業のほか、総合商社のダイナミックなビジネスに携わりたいと考え、入社を決めました。

PICK UP

キャリア入社社員
フォローアップセッション

当社では、キャリア採用で入社した社員に向けたオンボーディング施策の一環として、半期に一度「キャリア入社社員フォローアップセッション」を実施しています。
2023年度上期には、会社理解の促進、入社後の不安や疑問の解消、キャリア入社社員同士のネットワーク構築等を目的に、全社戦略・人財戦略に関する講義や、先輩キャリア入社社員のパネルディスカッションを実施しました。
プログラム終了後は、社員食堂「〇Café(マルカフェ)」で懇談会を実施し、40名以上のキャリア入社社員が参加・交流を深めました。

キャリア入社社員フォローアップセッション

現在取り組んでいる仕事内容は?

丸紅の次代を見据えた新たな事業の取り組み。
それらビジネスを法務が力強く支える。

私が所属するモビリティ事業第三課は、業界の新たな流れであるEV化と自動運転化を軸とした新規事業立ち上げを推進しています。その中での私の担当はEV関連事業。日本は海外に比べて、まだEV普及が進んでいませんが、多くの大手企業がCO2排出削減を経営課題と捉えてEVを導入しており、法人などの商用EVは着実に伸びてくると考えています。そうした中、商用EVフリートマネジメントの事業会社を国内大手メーカーと立ち上げました。

EVフリートマネジメントとは、具体的にどのような事業なのですか。

車両のみならず、充電インフラ、スマート充電システムや電池管理システムの提供等を通じて、EVの導入から運用までを一元的にサポートするサービスを提供しています。またEV関連では、商用EVを製造するスタートアップに出資し、その成長支援に取り組んでいます。有賀さんは法務全般の担当と思いますが、どのようなスタンスで臨んでいますか。

所属する法務第二課は、電力本部、エネルギー本部、金属本部及び新エネルギー開発推進部に関する法務業務全般を担っていますが、当社ビジネスの「パートナー&ガーディアン」であることが、あるべき姿の一つと考えています。営業本部と二人三脚でビジネスを推進する一流の「ビジネスパートナー」であるとともに、意思決定に際しては法的リスクのほか、全社最適やステークホルダーの利害も勘案した冷静な「ガーディアン」でありたいと思っています。法務業務はネガティブなことも含めて、様々な事案に対処していく必要がありますが、切替さんも参加した洋上風力発電プロジェクトは強く印象に残るものになりました。

対談風景
対談風景

秋田県で展開した合計33基の風車が据え付けられた大規模な洋上風力発電プロジェクトに、私は着工前の準備段階から関わりました。当時、洋上風力発電プロジェクトを遂行していた部とは異なる部に在籍していたのですが、建設管理の責任者から「ぜひ来てほしい」と言われたことが嬉しかったのを覚えています。コロナ禍の困難な状況の中、ほぼ工程通りに工事を完遂させたときは感動しました。有賀さんは、現在推進中の他の洋上風力発電プロジェクトに早い時期から関わっていると聞いています。

はい。入札の段階から参加し、入札書類の整備や事業実現性の検討、その後の多数の共同事業者との契約、意思決定に係る重要事項の検証等々、法的視点からプロジェクトを支えました。実感したのは、力を合わせて頑張ろうという一体感。それも丸紅らしさなのかと思いました。切替さんは、現在は陸上風力発電に関わっていますね。

洋上風力発電プロジェクトの完工後、配属されたのが洋上風力・国内再エネ事業部第二課で私の課は陸上風力、地熱、小水力を担当しています。私は陸上風力発電関係の業務が多く、陸上風力発電の開発が大きなテーマ。発電所建設という夢を実現する機会だと思っています。

対談風景

理想のキャリアと現実にギャップはあった?

丸紅という環境・風土がもたらした、
思い描いたキャリアを歩んでいる実感。

自ら主体となって事業を立ち上げ、その成長に携わりたいと思って再入社し、イメージ通りの業務を担当していますから、まったくギャップを感じることはありませんね。10年間丸紅に在籍していましたから、風土や文化を重々承知しています。自分の描いたシナリオで、枠に縛られず自由に仕事ができる。それは10年間の仕事で実感してきたことであり、それは現在も変わらない環境ですね。加えて、私が以前在籍していた時以上に、働き方も仕事への取り組み方も、より自由な環境になりつつあると感じますね。

私の転職のきっかけは、総合商社というフィールドでダイナミックなビジネスに携わりたいということでした。丸紅においては、洋上風力発電案件をはじめ、最先端かつ大規模な電力・エネルギー事業が推進されています。期待通りの仕事に出会え、着実に法務担当者としての知見が深まり、理想とするキャリアを歩んでいると感じています。

私も同様です。発電所建設という夢の実現に近づいていることも含めて、やりたいことができていますし、フレックスタイム制度やどこでもワークを活用し、仕事と子育てを両立できる働きやすい環境であることも実感しています。発電所に関しては、どのような業務があり、日々どのように稼働しているかなど、前職で知見を培ってきました。そのキャリアをフルに活かすことができる環境だと感じています。

対談風景
対談風景

私も前職では、あらゆる案件を利害関係者と交渉し、スピード感を持って案件をまとめ上げ、結果を出してきたことは、今の仕事に活きていると思います。また他社を経験したからこそ、プロパー社員にはない観点を踏まえて、自分の考えをインプットし、アクションを起こしていくことが求められると感じています。

入社間もない頃、課内のミーティングで、上司から「丸紅に完全に染まる前に、ここがおかしいというところを指摘してくれ」とリクエストされたことがあり、組織としての懐の深さを感じました。私たち、キャリア入社社員には、単に人員補填の役割ではなく、「丸紅の常識」を変える役割を期待されていると感じています。

今後実現したい夢、目標は?

丸紅のビジネスの根底にあるのは社会貢献。
より良い社会の実現に向けて、未来を切り拓く。

すでにお話ししましたが、新規で再エネ電源開発・建設を実現し日本の再エネ電源増に貢献することが目標です。陸上風力ですから、まずは風況が良好な土地を探す必要があります。その上で当該地の自治体にアプローチし、具体化すれば、電力系統の調整や地元住民の理解等々、一つひとつクリアしながら進めていきたいと考えています。また将来は、海外での電力開発案件にも挑戦したいと思っています。

法務部員として、丸紅のビジネスに、今まで以上に幅広く深く関与していきたいですね。私たちは自らビジネスを創出する立場にはありませんが、当社ビジネスを適切にリスク・アロケーションした持続可能なビジネスに仕立て上げることで、自社および社会の役に立つことができると思っています。一方で、社会は不確実性・不安定さが増しています。ありたい未来とのギャップがありますが、ビジネスを通じてそれを埋めることで、人々が幸せに暮らせる社会の実現・継続に貢献したいですね。

私も、子どもを産んでから、そのことをさらに強く思うようになりました。再エネ発電所建設もその延長線上にあります。環境に優しい発電所建設が、世の中のため社会のため、ひいては次世代の子どもたちのためになると思っています。

お二人が指摘した社会貢献の意識は、多分丸紅のビジネスの根底にあるものだと思いますね。私が担当するEV業界は、モビリティ産業のみならず、エネルギー産業や他産業も密接に関わってきます。他社に先駆けてEVフリートマネジメントの仕組みを構築し、将来的に丸紅の収益の柱になるような事業を仕掛けていきたいと考えています。世の中にポジティブなサプライズを提供していきたいですね。

対談風景

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