Person

悩んだこともあった。
悔しい思いをしたこともあった。
けれど、すべてが成長の糧だった。

総合職
中島 慧
MARUBENI COAL PTY LTD

「人間力」で勝負する総合商社という舞台の魅力。
厳しい環境は、自分の成長につながっていく。

大学時代に所属していたサッカー部は、プロを目指す選手もいるほどレベルが高く、厳しいチームでした。そこでの4年間で厳しい環境の中に身を置くことこそが自分の成長につながると実感したのです。総合商社に惹かれたのも世界という厳しく大きな舞台で「人間力」を武器に勝負することで自分の力を伸ばせると感じたから。その中で、丸紅を志望したのは「人」の魅力の一点に尽きます。就職活動で最も親身に対応してくれたのが丸紅の社員だったこともあり、ここならば気持ちよく働ける、自分の力を発揮できると感じました。

私が所属する石炭部は、鉄鋼生産と発電に欠かせない石炭を、石炭資源のほとんどない日本に安定的に供給するというミッションを担っており、炭鉱などの権益への投資からトレード、デリバリーに至るまで、石炭ビジネスに関するトータルな取り組みを行っています。当社は豪州で有数の優良炭鉱を保有するなど日本でもその規模は業界トップクラス。その中で私は、主に発電用途で使用される「一般炭」のトレードを担当しています。サプライヤーは主に豪州及びインドネシアの生産者で需要家は主に国内の電力会社やセメント・化学メーカー。石炭の商慣習上、売買契約は、生産者と需要家が直接締結するのが一般的です。その中で私たちは、生産者と需要家の間に立って、価格交渉から実際の輸送業務までを仲介しています。現在の私の主な担当は輸送業務。生産地での石炭の船積み、納入スケジュールを調整・管理し、輸送のコーディネーターとして、生産者、需要家双方が満足するデリバリーを実現するのが、その役割です。

目の前の困難な壁を乗り越えて行くために、
主体的に積極的に、自分ができることをやる。


現在の部署に配属になったのは最近のことで、入社直後は子会社に出向し、ステンレス原料である、クロム、ニッケル等、合金鉄の営業に従事していました。サプライヤーと需要家の意向を把握し双方のニーズを満たすトレードを成立させ、収益を確保するのがミッション。決して、スケールの大きなビジネスではありませんでしたが、入社早々にして商社ビジネスの基本を学んだと思います。それは、相手が求めていることをキャッチするために相手の立場に立ち、相手のことを考えてコミュニケーションを取ることの重要性です。その継続がニーズを先取りし、他社よりも一歩早いアクションを可能とします。また、トレードの楽しさも味わえました。自分が収益を生んでいる、その確かな手応えがあったのです。

その後、入社3年目には石炭部に異動となり、石炭権益の買収・事業管理の業務に就きました。異動したばかりの頃は、投資案件に関わったものの、右も左もわからず、指示されたことをひたすらこなすばかり。自分が何もできない悔しさ、不安がありました。そこからが必死でした。ひたすら知識を積み上げる毎日。そんな中で取り組んだ、数百億円規模のある投資案件は、今でも強く印象に残っています。「自分にできることは何かを考え実践」したのです。契約書を精査し、炭鉱操業に関わる労使状況などの確認、事業計画書の作成、役員やコーポレートスタッフ部門に向けた投資エビデンスの説明など、時間も人材も限られた中で、それまで吸収した知識と部署内に蓄積された様々な知見を活かしつつ、積極的かつ主体的に案件に関わることができたと感じています。最終的にその案件は満足のいく結果を得ることはできませんでしたが、自分自身の成長を実感できた仕事でした。

ビジネスの芽をキャッチし大きく育てる。
国益に質する新しいビジネスを生み出したい。

現在の私の主な担当である輸送業務は、生産者と需要家が決めた契約を円滑に履行することが第一の役割ですが、それだけに留まりません。業務を通じて、顧客が何を考え、何を求めているのか、その情報を引き出すことがより重要な任務になってきます。そのためには、相手以上の知識、情報の蓄積に加え、相手のことを徹底して考え抜き、相手を知ることが求められます。その過程で、たとえば、今後必要とされる石炭の品位や需要動向、発電所の新設予定等々、そうした情報をつかみ多面的に分析することで、新しいビジネスの芽が生まれる可能性が広がります。また、トレードの最前線で培った業務知識や人間関係が投資案件に結びつくこともあります。私が常に志向しているのは、このように新たなビジネスの芽を見出し、それを大きなビジネスへと育てていくことにほかなりません。そこに、商社ビジネスの醍醐味があると思っています。

次のキャリアパスとしての目標は、海外に駐在し、サプライヤーの最前線で業務経験を積むこと。トレード、事業投資、海外駐在で、商社パーソンとしての経験が一巡すると考えています。それを踏まえて、自分の夢にチャレンジしていきたい。これまで当社は時代の流れを汲み取り国益に資するビジネスを展開してきました。私も日本の国益のためになる、新たなビジネスを自らの手で生み出すことが目標です。そのことを通じて社会に貢献していきたいと思っています。
※内容は取材当時(石炭部 一般炭課)

My Roots

サッカーが教えてくれた。自分に何ができるかと考え続けること。

大学まで体育会で続けたサッカーを通じて、チームで何かを成し遂げることの楽しさ、難しさを肌で感じてきました。所属していた大学のサッカー部は部員が多く、誰もが試合に出られるような状況ではありません。特に自分はDFだったので、FWにおけるゴールのような、監督への明確なアピール方法があるわけではありません。その中で、グラウンドでの自分の役割は何か、自分にしかできないことは何かを考え続け、チームに貢献してきました。その経験が今の仕事にも生きていると感じます。

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