Person

激動するマーケットと向き合い、
ダイナミックに展開する船舶ビジネス。
その手応えの中にやりがいがある。

総合職
福富 傑
航空・船舶本部 船舶第一部 
営業第一課

ビジネスは、みんながハッピーになるためにある。
ビジネスが大きければ、より多くの人がハッピーになる。

学生時代の経験から学んだ、ビジネスの本質的な目的。それは「みんながハッピーになる」ことでした。就職に際しては、立ち上げた事業の継続も考えましたが、より大きく広いビジネスを経験したいという想いで、総合商社を選択しました。ビジネスの規模が大きくなればなるほど、ハッピーになる人も増えていく。総合商社ならばビジネスの楽しさを一番感じられると思ったのです。

私が所属する船舶部は50年以上もの間、造船所、船主、海運会社、金融機関、保険会社など、海運・造船関連の様々な企業と強固な信頼関係を築き上げてきました。船舶部は、新造船、中古船の売買、用船(チャーター船=貸し借りする船)の仲介、それらに伴う投融資など、船が誕生する前からスクラップになるまで、船にまつわるあらゆるサービスを提供しています。その中で、私は海外船主向けの新造船の仲介、海外用船者向けの用船仲介、海外向け船舶投融資などを担当しています。船の世界は他の商品と違い独特な商慣習があります。たとえば新造船。新しく造られた船を購入するのは、投資を目的とした国内外の大富豪。彼らは船を保有し船会社に用船することで収益を得ます。船の売買は基本的にプライベートディール。他の商品のように取引所があるわけではありません。しかし、貨物と船の需給関係や政治的、経済的要因で船価や用船料、海上運賃などが大きく変動します。こうした世界中の情報をキャッチし、マーケットを見据えて売り手・買い手の間に立ち、双方が満足する形でディールを成立させるのが私たちの役割です。

知見のすべてを投入して生みだしたビジネスモデル。
船舶購入におけるファイナンスの新しいカタチ。


新造船や中古船の売買において、用船契約が付いているかどうかは重要なポイントです。用船先が確定していれば、購入者は購入後に投資回収、収益確保の見通しが立つからです。それは、新造船・中古船購入の際の、金融機関の融資においても同様。融資と用船契約を巡って、今までにない新しいビジネスモデルを提案し実現した案件があります。

船の購買は莫大な資金を要するため、融資が求められることが少なくありません。そのため、国内向けの融資ニーズに対しては金融機関を仲介しています。しかし、私が手がけたのは、海外顧客のニーズに応える、海外向けの日本の金融機関による融資。その際に、金融機関が着目するのは、用船契約が付いているかどうか。用船料こそが返済原資となるからです。しかし用船契約が付いていないことは必ずしも大きなリスクではありません。船の借り手は世界のどこかに常にいます。用船契約を付けて収入を固定する条件を取り払い、日本の金融機関からの融資が実現することは顧客ニーズに応えることであり、それによってビジネスチャンスも大きく拡大します。前例がないことに消極的な金融機関に、理解・納得を求める交渉を続け、この仕組みが実現しました。今までの知見をすべて投入して成し遂げた取り組みであり、このビジネスモデルをさらに進化させることで、近い将来、新しい投融資の仕組み、新しいソリューションを生み出していきたいと考えています。

人と人との信頼関係でビジネスは動く。
世界経済の一端を担い、人の役に立っている実感。

ロンドンにある丸紅欧州会社に赴任したとき実感したことがあります。それまで国内顧客向けに新造船を扱っていました。しかしロンドンでは今まで経験のなかった中古船、用船業務を行う必要があり、加えて相手は外国人。果たして自分にできるのか、不安でいっぱいでした。そんな状態の中でも大切にしたのは、人脈の構築と信頼関係。ビジネスはどのような商品を扱っていても人が行っており、商品が変わってもビジネスのやり方が大きく変わることはなく、人と人との信頼が大切だということを実感。信頼さえあれば、ビジネスは前に動くのです。

海運マーケットは世界経済と密接に連動しています。経済活動は貨物、すなわち荷動きそのものといえます。ダイレクトに世界経済にインパクトを与え貢献できるのが、船舶ビジネス。船が動かなければ、モノは運ばれず世界経済は停滞します。激動するマーケットと向き合い日々業務にあたっていると、世界経済の一端を担えている、人の役に立っていると感じられる瞬間に立ち会えるときがあります。そのときに感じるやりがい、醍醐味こそがこの仕事の魅力です。今後、日本の海事産業の総合体である「海事クラスター(マリタイムジャパン)」の一員として、日本の海運・造船業の発展に少しでも貢献していきたいと考えています。

My Roots

果敢にチャレンジした。決して諦めなかった。

大学時代は、家庭教師の派遣団体の設立・運営を行っていました。設立当初は契約が取れず苦労しましたが、諦めずに一軒一軒ビラ配りをするなど地道な営業活動を続けたことで契約も獲得。そこから事業は徐々に口コミで広がっていきました。設立2年目には事務所も設立、外国人留学生を英会話教師としてご家庭に紹介するサービスを始めるなど、経営を軌道に乗せることができました。このとき学んだ、諦めないことの大切さは今の仕事にも役立っています。

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