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近森 薫

KAORI CHIKAMORI

金融・リース・不動産本部
事業開発室
経済学部 | 2006年卒

30代
女性
社会産業・金融グループ
総合職

スタートアップ企業と共に
観光立国日本に新たな価値を。

ご自身の担当業務について

現在、2019年9月末に丸紅が出資を行ったスタートアップ企業である民泊運営会社へ出向しています。この出資には、観光立国日本という国を挙げての経済目標が掲げられている中、丸紅グループとしてもインバウンドに関連したビジネス展開を行っていきたいという狙いがあります。同社は設立3年目で従業員の平均年齢が30歳と若い人たちがエネルギッシュに活躍しているスタートアップ企業です。とはいえ、社内体制に目を向ければ丸紅グループ会社と比較すると脆弱であり、私は人事・財務経理・総務・法務を管轄する管理本部を任され、日々発生する問題に対応しています。新型コロナウイルス感染症の影響によりビジネスも打撃を受けましたが、経営メンバーとも議論を交わしながら一から資金繰りを見直し、その目処が立ったことにより、今後は売上改善に向けた前向きな投資などの計画立案に取り組んでいきたいと考えています。

これまでのキャリアにおける
ターニングポイントは?

入社5年目に海外不動産開発部へ異動になったことです。海外不動産開発部では、事業会社やプロジェクト全体の管理が求められ、資金繰りやスケジュールを注視しながら一つの事象が全体に及ぼす影響について考えるよい経験ができました。言葉の壁や為替・投資スキームの知識不足により、日々の業務に対応するのに必死でしたが、世界的な不動産マーケットの展望、世界経済がダイナミックに連動していることを改めて気づかされたことで視野が広がり、あらゆることに情報アンテナを張る習慣が身についたと感じています。また、海外不動産に関わったことで、国内不動産のレピュテーションの高さを再認識できたこと、国内不動産ビジネスに携わっていてもパートナー、お客さま、競合相手は常に世界であるということ、狭い世界の中で満足するのではなく、常に新しい世界で勝負していく必要があるという心構えができました。

仕事におけるポリシーや
大事にしていることは?

「ああしておけばよかった」という後悔だけはしないように、できる限りのことは全力で頑張るということです。ビジネスの世界ではどんなに時間をかけて丁寧に取り組んでも克服できないことや解決できないことも生じてしまいます。そんな中で、自分がやらなかったことで後悔をしないように、何事にも積極的に取り組んでみるようにしています。

プライベートはどのように
過ごされていますか?

国内・海外に拘りなく旅行が好きです。計画をたてるのが苦手なので、直前に宿と現地までの交通手段だけ予約して出発してしまい、行った先でバス便がなく山道を3時間ぐらい歩く羽目になったという失敗もありますが、そんな状況も一期一会だと思って楽しんでいます。また今は、うさまるキャラクターのグッズ収集にはまっており、家族や友人にLINEのスタンプを送りつけています(笑)。