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田中 啓介

KEISUKE TANAKA

次世代事業開発本部
(2020年3月31日時点
現所属:プラント本部
交通・インフラプロジェクト部)
法学部 | 2015年卒

20代
男性
CDIO
総合職

インドネシアの工業団地で
「三方良し」のビジネスを確立する。

ご自身の担当業務について

インドネシア・ブカシ県に位置するMM2100工業団地。およそ800ヘクタールの敷地内に約180社の工場が操業されています。私は、このMM2100工業団地の開発・分譲・管理運営を行うPT. Megalopolis Manunggal Industrial Development(MMID社)に、2019年2月より取締役として出向しています。各工場の安定操業を支援すべく、約260人の社員と共に、MM2100工業団地内のインフラ整備、工業用水の供給・排水処理、ホテル・レストランの運営等を行うのが主な業務です。工業団地事業は、雇用、経済、環境へ大きな影響を与えるため、「三方良し」でなければ成り立ちません。責任感と使命感を持ち、日々発生する課題を一つずつ従業員と共に解決し、より良い工業団地にしていくことに大きなやりがいを感じています。

これまでのキャリアにおける
ターニングポイントは?

入社3年目に経験したマレーシア政府との案件です。滞留債権を何とか支払ってもらう為に何度もやり取りを重ねましたが、お互いの要求が折り合わない状況が続いていました。最終的に上司に相談したのですが、返ってきたのは「今晩飛ぶぞ」という言葉。その日の夜行便で上司と共にマレーシアに出張したのです。客先とのアポイントが行き違いで取れていなかったため、すぐに客先に直接電話をして既にマレーシアにいることを説明。突如飛んできたことで事の重大さが伝わったのか、アポイントを取ることができました。直接会話し、細かい事情まで確認ができたことで問題の原因が明確になり、このアポイントがきっかけで条件を合意することができました。署名済みの書類を届けた後も、約束通りに支払いが行われるまでマレーシアに一人残って毎日客先事務所に通って状況をフォロー。入金までの過程でも想定外な出来事が多々発生しましたが、結果的には無事に入金を確認することができました。この経験で、現場に足を運ぶことの重要性とスピード感の大切さを学び、それは今でも自分の原点になっています。

仕事におけるポリシーや
大事にしていることは?

コミュニケーションを取ることです。可能であれば対面での会話、難しければ電話で相手の声を聞くように心掛けています。入社してからさまざまな国の案件を担当してきましたが、国・個人・立場によって、それぞれ違った仕事の仕方や考え方を持っています。自分の考えが伝わっていると思っても伝わっていないかもしれないし、相手の考えを理解していると思っても理解できていないかもしれません。人それぞれに違いはありますが、ビジネスにおいてはそれを理解することが不可欠で、その為にはコミュニケーションが有効だと思っています。

プライベートはどのように
過ごされていますか?

高校生の頃からやっているホッケーやインドネシアに駐在してから始めたゴルフを通じ、身体を動かすようにしています。家では、ソファーでゆっくり過ごしたり、語学を学んだりしています。現在の駐在先のジャカルタは、見どころがあまりないという方も多いですが、ゴルフ以外にも積極的に目を向けて面白いところを探すようにしています。スピードボートで2時間足らずの島では、人生で一番と言える海と空を見つけました。インドネシアの魅力は、バリだけではありません(笑)!