13

吉野 将

MASASHI YOSHINO

法務部
法学部 | 2013年卒

20代
男性
コーポレートスタッフグループ
総合職

法を駆使して
企業価値を高める、戦略家。

攻める、守る、
案件に欠かせない存在

総合商社の法務部の仕事とはどのようなものなのだろう。吉野将はこう語る。
「PartnerとGuardian。丸紅法務部の目指す姿です。あるときは良質なビジネスの創出のために営業部を法的側面から支援し、訴訟や紛争の際にはその解決に奔走する、頼れるPartner。あるときは企業ガバナンスに目を光らせ、企業価値を守り抜く鉄壁のGuardian。私たち法務部員は、この二つの側面を持ち合わせていなければなりません」
新たなビジネスが生まれるとき、当然事業の担当者は前向きで、将来の成功に向けて果敢にチャレンジしたいと考えている。その想いは法務部だって同じ。しかし、視点は異なる。だからこそ、そこでは激しい討論が交わされることもある。
「会社にとってのベストにこだわり抜くという点では同じなんですよ。その事業のリスクをリーガル面から徹底的に分析し、回避・低減する手段を提案し、契約書の一言一句を確認して案件をブラッシュアップする。ただ、大きなビジネスであればあるほど、一つの失敗が会社全体の業績を揺るがしかねません。得られるメリットに対してリスクが大きすぎると判断した場合には、撤退を進言する場合もあります。大局的視点を常に持ちつつ、バランスのとれた判断を行うのが法務部の役目なのです」

事業全体を俯瞰できる
だから面白いし、難しい

社内外の関係者とともに戦略を立ててアグレッシブに動き、ベストな結果を目指す。それが吉野の感じる法務の醍醐味だ。
「さまざまな営業グループのビジネスに深く関わり、グローバルな丸紅の事業を俯瞰的に見ることができる。非常に興味深い仕事です。リーガル面から支援するためには、関連法のみならず、ビジネスモデル、業界動向についても習熟する必要があります。また、営業部員と密に連携するため、必然的に知識も深まります。そうして多様なビジネスを手掛ける営業部と、一つのチームとなって案件を創り上げることができるのが、総合商社の法務の面白さです」