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越智 圭織

KAORI OCHI

航空・船舶本部
MMSLジャパン株式会社
法学部 | 2012年卒

30代
女性
社会産業・金融グループ
総合職

船舶ビジネスを通して、
「世界の今」を肌で知る。

ご自身の担当業務について

今期から部が再編成されて、船舶部、船舶プロジェクト事業部の2部体制となりましたが、両部では新造船取引をはじめ、用船仲介、中古船売買、舶用資機などのトレード、ファイナンスに加え、一般商船・LNG船の保有運航事業、そして新規事業の開拓を行っています。船舶総合サービスプロバイダーとして顧客に様々な機能を提供すること、船舶トンネージプロバイダーとして自営船事業・LNG 船事業の価値最大化が両部の戦略となります。
海運は、全世界の物流の90%以上を占めるスケールを有しており、さまざまな船舶ビジネスを通して、世界の現実を知ることができるのが、船舶部の特徴です。

仕事の面白さや
やりがいについて

ひとつは非日常的なさまざまな事象に出合えることですね。たとえば日本では映画内の存在である海賊は、私たちにとっては現実的なリスクです。ソマリア沖・アデン湾・ギニア湾周辺海域では現在も海賊が出没しますし、アフリカなどに寄港する際は、密航者を防ぐために犬による探索、ドッグサーチが欠かせません。「常に、何が起きるかわからない」海の世界に向き合う仕事は非常にエキサイティングです。
もうひとつは、人と人のつながりです。何かトラブルが発生したとき、自分ひとりの力でそれを解決することはできません。船主や用船者、社内各部門はもちろん、保険会社の弁護士など、さまざまな人々の知恵と力を借りて問題に対処します。シンガポール駐在時代に担当船舶が荷役中の事故に遭遇した際、保険会社の弁護士に大いに助けられました。今ではその方が来日された際には必ずお会いするほど親交を深めています。船舶はグローバルなビジネスですが、ビジネスライクな世界ではありません。同じプレイヤーが同じフィールドで長期にわたってビジネスを展開するため、信頼関係が非常に重視されるのです。その人間臭さも、海のビジネスの特色であり、面白さです。

今後の目標や
キャリアビジョンについて

船舶部で10年のキャリアを重ねてきましたが、それでもまだ船舶ビジネスの半分ほどを経験したに過ぎません。今後は船舶売買のファイナンス組成などにも携わってみたいと思っています。船主の方々と話していると、マーケット動向の読みや、仕込み時の判断など、経験に裏付けられた確かな目利きの力を感じます。私もさらに経験を重ね、目利きの力を養っていきたいと思います。

プライベートはどのように
過ごされていますか?

休日はなるべく自然と触れ合うようにしており、よく富士山や丹沢で登山を楽しんでいます。また最近は家庭菜園に凝っており、大きなプランターで白菜やキュウリ、ナス、トマト、菜花、ヒマワリなどを育てています。