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古久保 慶

KEI KOKUBO

情報ソリューション本部
ICTビジネス第二部
アルテリア・ネットワークス社 出向

大学院 情報科学研究科 | 2011年修了

30代
男性
生活産業グループ
総合職

常にワクワクしながら、
ITビジネスの最先端を走る。

スケジュール管理が命、
だからチームで立ち向かう

アルテリア・ネットワークス(以下、アルテリア社)は、大容量光ファイバーケーブル・ネットワークを構築し、最先端のネットワーク・サービスを提供する認定電気通信事業者だ。古久保慶は、2019年より同社グローバル営業部に出向し、グローバル企業などに対して各種通信サービスを提供している。
「たとえば、海外のコンテンツプロバイダが日本でインターネットサービスを展開する場合、日本国内のインフラ整備が不可欠です。アルテリア社は自社の光回線サービスの提供にとどまらず、拠点間の専用線構築、国際海底ケーブルのランディングステーションからの接続など、お客さまのニーズに応じたネットワークを構築できるといった強みがあります」
常に、通信業界の幅広い人々と接点を持ち、通信インフラについての知見を深めていく。「業界での経験がまだ浅い自分には、この姿勢が仕事において最も重要」だと古久保は語る。
「ネットワークの敷設プロジェクトはスケジュール管理が命。しかし、回線ルートなどは現地調査を行って初めて提供可否が分かる場合が多く、タイトな納期の中で柔軟かつスピーディーに代替案の検討が必要になるケースも多々あります。普段から多くのステークホルダーと密にコミュニケーションを図っておくことで、困難に直面したときにチームとして力を発揮できるようにしています」

未来で必要とされる
通信事業を企画するために

多彩と言われる総合商社のキャリアパスの中でも、古久保のそれはかなりユニークだ。
「入社1年目で通信事業会社に出向。その後、中国への語学研修、ICTビジネス第一部での業務を経て米国へ赴任。ベンチャーキャピタルへ出向してスタートアップ企業への投資を経験し、さらに丸紅米国会社において先端テクノロジーを有する企業の日本市場での事業展開に取り組みました。2~3年毎に転職しているようなものですね(笑)」
アルテリア社への出向は、そうした経験を経る中で自ら希望した。
「米国で1000社以上のスタートアップ企業と接している中で分かったのは、業界の人脈とテクノロジーへの知見が成功へのカギだということ。丸紅が通信事業を続けていくためには、これらを深めていく必要があると強く感じ、その役割を担う人財になりたいと考えたのです」
いま古久保はアルテリア社で、営業という枠にとどまらない自身の価値を提供したいと考えている。
「営業の最前線で、業界を知り、顧客を知り、最先端技術に触れているからこそ提案できる新しいビジネスがある。そして丸紅からの出向者という立場だからこそできることもあります。そのような強みを活かしながら考え抜いて蒔いた種が育っていくのを見るのが楽しいです」と古久保は言う。
「入社後、ITビジネスの最先端に関わり続けてきましたが、企画であっても営業でも、常にワクワクしたいと思いながら仕事に向き合ってきました。こうなれば便利かな、この技術はここに活かせるかも、これからもそんな仮説を立てて社内外の人たちを巻き込み、一緒に面白がっていきたいですね」