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井上 侑子

YUKO INOUE

化学品本部
化学品第二部
大学院 理工学研究科 | 2012年修了

30代
女性
素材産業グループ
総合職

世界の産業を支える商材を用いて
世界の産業を動かすダイナミズムを味わう。

ご自身の担当業務について

私は苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)のトレードを担当しています。苛性ソーダは、基礎化学品としてあらゆる産業で使われ、世界中で売買されているダイナミックな商品です。当社が取引している業界も、紙、金属、繊維、食品や電池等さまざまで、商品を通して世界のトレンドを見ることができます。総合商社の仕事の中では古典的といわれるコモディティのトレードですが、たとえば遠いブラジルのアルミニウム工場のトラブルが、一見まったく関係のないベトナムで食品工場が買う苛性ソーダの価格に影響することもあり、世界の産業を動かす面白さ・難しさがあります。

これまでのキャリアにおける
ターニングポイントは?

入社4、5年目に、実務研修生としてロンドンに行ったときの経験です。ミッションは、欧州全域での取引を増やすこと。場所は変われど、やることは変わらずトレードなのだから何とかなるだろうと思っていました。しかし、降ってくる仕事に対応することで忙しかった東京とは違い、ロンドンでは自分で情報を集め、考えて仕事を作りにいかないと手持ち無沙汰になってしまうこともあり、仕事のやり方はガラリと変わりました。その分、商売を一から作る辛さの積み重ねの先に新しい商売ができたときの達成感はひとしおで、どんな商売も先人たちが苦労して作り上げたものであることを実感しました。欧州を離れて数年経つ今、当時自分が礎を作った商売が脈々と受け継がれているのを見ると、ぐっとくるものがあります。

仕事におけるポリシーや
大事にしていることは?

どんな仕事でも、いいこともあれば辛いことや嫌なこともありますが、一日の多くの時間を費やすからには、せっかくなら楽しく働きたいと思います。入社以来、社内外問わず、一緒に仕事をする方には大変恵まれてきましたが、その方々に「楽しいからまた井上と働きたい」と思って頂くために、自分も周りも楽しく仕事ができるよう、TPOを意識しながらいつも明るく、を心掛けています。

プライベートはどのように
過ごされていますか?

長い休みの際は海外に旅行に行くことが多いです。去年は豪州にクアッカワラビーに会いに行きました! 現地駐在中の同期や部署の先輩・後輩、現地スタッフを訪ねたり、駐在先に彼らが遊びに来てくれたりすることが多いのは、総合商社ならではかもしれません。最近はどこでも仕事ができる環境が整っていて、長い休みもとりやすいので、引き続きあちこち行きたいと思っています。