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國貞 直行

NAOYUKI KUNISADA

化学品本部 化学品第一部
大学院 総合理工学研究科 | 2004年修了

40代
男性
食料・アグリ・化学品グループ
総合職

40年以上続く歴史ある事業を
さらに進化させるべく挑戦に向き合う。

ご自身の担当業務について

私は、丸紅が1980年代から続けている歴史ある事業であるエチレントレードを担当しています。エチレンはナフサや天然ガスを原料として製造される石油化学品業界の基幹商品で、常温時は気体のため、マイナス103度まで冷却・液化した後、特殊専用船で輸送します。丸紅はさまざまな特徴を持つ特殊専用船を常時20隻程度保有・賃貸し、多様なお客さまニーズに応えるべく絶えず挑戦しています。エチレン原料を取り巻く事情や製品需要動向の変化、輸送手法の進化の中で、長期にわたる大型案件やさまざまな物流手法を立案・実行できることに総合商社ビジネスの面白みを感じています。

これまでのキャリアにおける
ターニングポイントは?

入社6年目のシンガポール駐在中に、同じタイミングでシンガポールに駐在していたエネルギー本部の同期と共に、両本部でJV(ジョイントベンチャー)を組成したことです。両本部にとって価値を最大化できる仕組みを作ると共に、両本部の知見を活かすことで商品価値が向上し、サプライヤーの満足度・当社への信頼感が向上したことで、同サプライヤーとの取引拡大にも貢献できました。組織の垣根を越えた連携の実現という総合商社ならではのビジネスの醍醐味を味わえた出来事であり、この経験が今の仕事への向き合い方の礎になっています。

仕事におけるポリシーや
大事にしていることは?

どんな仕事においても短期的な事象に惑わされず、長期的にサステイナブルな仕事に挑戦するということでしょうか。世の中は持続可能な成長のために環境負荷を低減できる世界を志向する一方、企業間の生存競争はますます激しくなっています。足元の収益性だけのために既存のパイの奪い合いに終始するのではなく、担当商品を取り巻くさまざまなステークホルダーに価値・機能を認めてもらえる新たな仕組み作りを通じた価値を創造したいと考えています。そして、担当商品業界から必要とされ、常に三方良しとなる仕事を実現できる人財になることを目指していきたいですね。

プライベートはどのように
過ごされていますか?

休日は朝方からランニングで汗を流し、日中は家族と近場の公園などでゆったり過ごしています。最近は下手の横好きですが、料理も始めました。無心になれる自分の時間をつくることがリフレッシュにつながっていると感じています。