40

燧 健彦

TAKEHIKO HIUCHI

営業経理部
外国語学部 | 2011年卒

30代
男性
コーポレートスタッフグループ
総合職

税制のプロフェッショナルとして
世界各国の生活改善に向き合う
営業部を支える。

ご自身の担当業務について

電力本部・プラント本部を中心に取り組む海外EPC案件において、新規進出を試みる国の税制調査と立ち上げ支援を担当しています。日本からの発電・プラント機器の輸出や現地での建設工事を行うEPC案件では、各国で発生するさまざまな税金が採算に大きく影響します。特にインフラの主な輸出先となる新興国では、税制について不明点が多いため、プロジェクトの開発段階から現地に出張して、会計士・弁護士から情報収集し、コスト計算や立ち上げまでのプロセス全般について営業部にアドバイスします。「コーポレートスタッフ=内勤」と思われがちですが、実際にはほぼ毎月海外出張があり現場に非常に近い部署です。CIS圏、東南アジア、果てはアフリカのベナンまで足を運び、インフラ輸出を通じて現地の生活改善に貢献せんとする営業部と共に、その一端を担えていることに大きなやりがいを感じています。

これまでのキャリアにおける
ターニングポイントは?

入社6年目からの3年間、バングラデシュ・ダッカの電力工事事務所に経理・管理の責任者として駐在したことです。赴任して半年後にダッカで大規模なテロ事件が発生し、事件直後は出張者を安全な国外へ退去させるのに奔走、その後は長期間に亘り外出禁止令が出されたことで、生活面では非常に苦労しました。業務においても、新興国にありがちな「どう解釈したら良いか分からない税制」に悩まされたり、政府間で約束された免税条件が現地当局に認めてもらえなかったりと苦労の連続でしたが、現地スタッフを指揮して次々と起こる問題の解決に当たりました。まさに修行のような駐在期間でしたが、無事任期を終えられたことで、諦めずに任務を全うすることの大切さを学びました。

仕事におけるポリシーや
大事にしていることは?

「百聞は一見に如かず」という言葉にある通り、自ら積極的に動き、現場を見て、情報を得ることです。たとえば新興国の税制についてもインターネットを見れば情報は転がっていますが、それが本当に信頼に足る情報かどうかの判断はできません。やはり、自ら現地に赴いて会計士と会い、税制解釈のみならず会計士自身の信頼性を見極めて初めて営業に自信をもってアドバイスすることが出来ると考えています。

プライベートはどのように
過ごされていますか?

3年間のダッカ単身赴任で家族には心配を掛けたので、帰任した今は、休日の子育てを楽しんでいます。また、スペインのサッカーチームのアトレティコ・マドリーを心の底から応援しており、DAZNでの試合観戦に勤しんでいます。洋画鑑賞も大好きなのですが「主人公が家族と離れ離れになりながらも苦難に打ち勝つ」ようなシーンがあると、単身赴任中の自分と重ねてしまいボロ泣きしてしまうようになりました(笑)。