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簗瀬 啓太

KEITA YANASE

フォレストプロダクツ本部
パルプ部
応用自然研究科 | 2005年卒

30代
男性
生活産業グループ
総合職

大きな可能性を秘めた新素材の
実用化に挑戦する。

ご自身の担当業務について

植物から採取できるセルロースナノファイバーという新素材の実用化に挑んでいます。この素材は、太さは100nm以下ですが鋼鉄の1/5の軽さで5倍の強度を持っています。強度以外にもさまざまな特徴がありますが、原料がセルロースという地球で最も多量に存在する物質なので、環境負荷が少なく、実用化が期待されています。まだ実用例がほとんどなく従来であれば商社が取り扱う規模の商材ではないのですが、事業分野が多岐にわたる総合商社の特徴がフルに活かせると考え、10年先を見据えたビジネスを構築しようと開発に取り組んでいます。

これまでのキャリアにおける
ターニングポイントは?

ビジネスプランコンテストに応募し事業化チケットを獲得したことです。ビジネスプランコンテストは2018年に始まった制度で、丸紅グループの全社員が自分の業務とは関係なく個人のアイデアを応募できます。私は可食容器による循環システムに関するビジネスを提案、会社から3か月の時間と予算を与えられ、スタートアップの社長のように全て自分で考え、方向性を決めて最後のピッチに臨みました。この経験を通じて、自分で最後まで考え抜かなくてはならない責任感と共に、評価された時の達成感を覚え、いつかは自分自身で事業を進めたいと考えるようになりました。

仕事におけるポリシーや
大事にしていることは?

約束したことは絶対に守ること。顧客、上司、同僚等関係者の信頼を裏切らないことを第一に考えています。また、どんなに細かいことでも問いかけには誠心誠意応えるようにしています。小さなことにも応え続けることで大事なビジネスチャンスが自分に集まってくるという信念のもと、そのように心掛けています。

プライベートはどのように
過ごされていますか?

子供が小さいので毎週末外に連れ出して一緒に遊んでいます。2年前に横浜に引っ越したのですが、動物園や遊園地等無料で入れる場所が多く、毎週末が楽しみです。また、ずっと続けている筋トレは、考え事をまとめるための欠かせないリラックスタイムになっています。