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北 健人

KENTO KITA

食料第一・第二本部
食品事業部
国際教養学部 | 2013年卒

30代
男性
食料・アグリグループ
総合職

1銭の大切さを実感しながら、
輸入菓子の大ヒットを目指す。

ご自身の担当業務について

菓子卸の山星屋に出向し、お菓子の輸入販売を行っています。米国、英国、フランス、アルゼンチン、トルコ、中国、タイなどからお菓子を輸入し、日本全国の一般量販店で販売しています。主要なビジネスモデルとしては、各メーカーと総販売代理店契約を締結し、海外の人気ブランドを日本国内で販売しています。
皆さんが普段食べている日本のお菓子は、世界的に見ても、非常に品質が高く値段も安いため、輸入菓子にとって日本市場は非常に難しいマーケットです。各国で大人気の商品も、日本国内では認知度が低いことが多く、輸送費用や関税などで国内の競合品よりも値段が高くなってしまい、苦戦する傾向にあります。そうした中で、海外メーカーと交渉を重ね、日本流に商品をアレンジしたり、大規模なプロモーションを行ったりと、試行錯誤しながら、スーパーやコンビニなどに商品を並べてもらえるよう奮闘しています。
私自身、数年間海外で生活していましたが、現地で日本商品を見ると安心しましたし、母国が誇らしく思えることがありました。日本人の新しいファンを増やすだけでなく、日本で生活している外国人の方々が同じように思える機会を少しでも提供できたら、との思いもこめて日々の業務に取り組んでいます。

これまでのキャリアにおける
ターニングポイントは?

2017年、入社5年目で山星屋に出向したことです。それまではビールや炭酸飲料などの輸入飲料を担当しておりましたが、出向後は輸入菓子を取り扱うことになりました。「食品」という分類では同じですが、業界の風習や営業手法、取引形態は全く異なるものでした。飲料については主な販売先が決まっており、それらの企業の意向を重視し開発をすれば取引が成立するのですが、菓子は複数の販売先があることに加え、販売先にとって不可欠な商品でもなく、取引を同時に成立させることは難しいのです。それまでも1円の利益を生み出すことの大切さを理解しているつもりでしたが、菓子に関わることで1銭の大切さを知りました。
また、出向以前は本社で若手課員として従事していましたが、出向後、一定の役職に就いてからは対面する相手も役員、部長クラスとなり、責任のある仕事を任されていると感じています。一方、本社に戻るたびに変わらず叱咤して頂ける先輩方にはいつも感謝し、決して調子に乗ることのないよう、気を引き締めています。個人の成長のために、貴重な経験をさせてくれている上長に対しても、感謝の気持ちを忘れずに、限られた時間で出来る限りのことを習得できるよう、引き続き頑張っていきたいです。

仕事におけるポリシーや
大事にしていることは?

「A mal tiempo, buena cara(辛い時こそ笑顔で)」を意識するようにしています。もともと喜怒哀楽が顔に出やすいタイプでしたが、取引先のスペイン人からこの言葉を言われてから意識するようになりました。代理店獲得競争や商品開発、企画立案時の際は、時差もあり時には遅くまで残業することがありますが、忙しい時ほど明るく元気に、チームの士気が下がらないよう心掛けています。

プライベートはどのように
過ごされていますか?

休日は同期や友人と国内旅行やスポーツ観戦、ドライブなどを楽しんでいます。平日時間があればジムで身体を鍛えていましたが、半年以上行けておらず10キロ以上太りました…。最近は毎週末モデルルームを訪問し、将来のマイホーム選びをしています。