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早坂 和樹

KAZUKI HAYASAKA

デジタル・イノベーション室
商学部 | 2004年卒

30代
男性
コーポレートスタッフグループ
総合職

丸紅だから生み出せる
イノベーションの種を見出す。

ご自身の担当業務について

まっさらなキャンバスに絵を描く。今携わっている仕事は、まさにそんな表現がピッタリだと感じています。昨今「イノベーション」という言葉が流行し、多くの企業が重要テーマの一つに掲げています。過去の成功事例をなぞるだけでは生まれないイノベーション実現への道のりは、白いキャンバスに鉛筆でデッサンを描き、創造力をフルに働かせながら少しずつ絵を完成させていく作業に通じている気がします。私が企画・運営を担当するビジネスプランコンテストは、目に見えない需要やユーザーすら気がついていないようなビジネスの種を持つ社員一人ひとりの想いを事業として実現していくプログラムで、丸紅のイノベーション創出のための仕掛けの中でも重要な役割を担っていると自負しています。

これまでのキャリアにおける
ターニングポイントは?

2015年に経営企画部に新設された課に異動したことです。新部署の立ち上げに携わったこと以上に、社内の多様なビジネスモデルに触れる機会があり、それぞれ異なる経験を積んできた周りのメンバーから色々と教わるなかで、総合商社としての丸紅のポテンシャルの高さを再認識しました。当時、イノベーションをテーマに探索を進めており、時代の最先端で何が起きているのかを自分の目と耳で確かめたいという思いから、積極的に社外に情報収集に出向きましたが、多くの企業が「自らの事業ドメイン」の枠組みを越えられないという壁にぶつかっているように感じました。商品を軸とした営業組織になっているという点では、丸紅にも同じような課題はありますが、壁の外が「他社」である企業と比べると、社内の壁は層の厚さが全く異なり、その壁に風穴が開いたときに生まれる新たな価値の可能性を強く感じたのです。

仕事におけるポリシーや
大事にしていることは?

新しい挑戦をする過程では、大なり小なり判断に迷う場面が多々出てきます。そんな時は、主語を「丸紅」に置き換えてみるようにしています。人間はどうしても失敗を恐れて躊躇したり無難な選択肢を選んだりしがちですが、主語を自分から会社に置き換えると、躊躇や無難という選択肢が最善とは限らないと気づくのです。ときには勇気を持って、常に「丸紅」が前へ進めるような選択をしたいと思っています。

プライベートはどのように
過ごされていますか?

2016年頃、シリコンバレーに出張した際に機内で「シリコンバレー式 最強の食卓」という本を読んだことがきっかけで、3年ほど前からグルテンや化学調味料を極力採らない食生活に切り替えました。限られた時間の中で、仕事中もプライベートの時間も少しでもパフォーマンスを高められるのであればと思って始めましたが、体調や味覚の面でも改善を感じることが多く、今では楽しみながら続けています。