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望月 麻由

MAYU MOCHIZUKI

経理部
教養学部 | 2017年卒

20代
女性
コーポレートスタッフグループ
総合職

数字を通して、収益7兆円の
丸紅の事業の全体像を掴む。

ご自身の担当業務について

私が所属する公表決算課は、事業年度末や四半期ごとの決算内容を、有価証券報告書や決算短信にまとめ、開示しています。また、丸紅には15の事業本部※があり、各本部の経理部門からの問い合わせ対応やサポートも行っています。私は、決算開示業務のほか、キャッシュ・フロー担当を務めています。キャッシュ・フロー計算書は営業キャッシュ・フロー、投資キャッシュ・フロー、財務キャッシュ・フローに着目して作られるもので、企業の内部の資金の流れをつかむ財務諸表のひとつです。企業の経営成績はP/L(損益計算書)で示されますが、手元資金の流れはキャッシュ・フロー計算書で示され、P/L(損益計算書)だけでは確認できません。経営判断や投資判断には利益だけではなく、リアルなキャッシュ・フローを把握することが不可欠です。

※2021年4月時点

仕事の面白さや
やりがいについて

商社のビジネスはとても幅広く、同じ丸紅社員でも、所属する本部が異なればどんな事業やプロジェクトが進められているのかわかりづらいこともあります。その点、数字を通してどのような取引が行われ、どんな成果を上げているかを理解し、経営層や各本部の意図や事業の狙いを見ることができるのは非常に面白いですね。 大変なのは、その扱う数字は非常に大きいことでしょうか。丸紅の収益はおよそ7兆円、連結対象会社※1は約450社に及びます※2。連結決算ではそのすべての数字を吸い上げ、区分・仕分けし、正確にまとめあげなければなりません。また、決算は会計基準に則って行われますので、新会計基準への適用等、知識のアップデートが欠かせません。2018年度にも国際会計基準において新基準適用があり、その対応に非常に苦労しました。

※1 連結子会社及び持分法適用関連会社
※2 2020年3月末時点

今後の目標や
キャリアビジョンについて

経理部で業務経験を重ね、2年で企業会計の全体像がわかるようになり、5年目には数字を通して事業の流れや投資の狙いをつかめるようになりました。会計についてはある程度理解を深めることができたので、今度は税務を担当します。会計と税務は企業経営の基本です。この2つのスキルを高めていくことで、事業投資やスタートアップの支援、企業の設立など“自分にできること”を広げていきたいですね。

プライベートはどのように
過ごされていますか?

アフター5や休日は、友人と食事や買い物に出かけることが多いです。コロナ禍でステイホームを心がけている現在は、運動不足解消を兼ねてNintendo Switchのフィットネスソフトで体を動かしています。