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吉居 龍平

RYOHEI YOSHII

航空・船舶本部
航空宇宙・防衛事業部
(2020年3月31日時点 現所属:丸紅欧州会社)
大学院 理工学研究科 | 2009年卒修了

30代
男性
社会産業・金融グループ
総合職

世界各国の駐在員とともに
事業会社の成長を支援する。

ご自身の担当業務について

中古航空機の解体部品販売業を営む米国Magellan社に2017年から出向しています。丸紅は2012年に同社持分の50%を取得して事業に参入、2016年には持分比率を90%超に高めました。Magellan社は米国の他にアイルランドやシンガポール等にもオフィスを構え、駐在員は各地に計4名おり「同社の成長を支援し企業価値を高める」ことを共通ミッションとしています。
赴任後最初の2年は、丸紅の基準に沿った社内ルールの整備や投資、会計や営業の仕組みの可視化、投資用に設立したSPC(特別目的会社)の管理運営など、自分に課せられた膨大なミッションをどのように効率的に実行出来るかに向き合いました。その後、現地スタッフのアシスタントを雇用し、不要なSPCの清算、さまざまな事務処理のフォーム化・効率化を進めた結果、3年目となる今年、ついに新規案件創出に着手し、小さいながらMagellan社の成長に寄与するポテンシャルを秘めた投資を実現するに至りました。本当にやるべきことが何なのかを見失わないことが大切であり、それが日々の業務に忙殺されて出来ないならまずは出来る環境を自分で作るところから始める。一人で出来ないなら助けを求め、短期間で出来ないことは数年間かけてでもやる。目的を見据えて改善を積み重ねていくことが、あらゆる困難における唯一の攻略法だと考えています。

SCOPE:#23 | Magellan Aviation Group

これまでのキャリアにおける
ターニングポイントは?

入社6年目の2014年から2年間の経営企画部での経験です。主に社内決裁案件の対応を行う部署でしたが、自分の未熟さ・至らなさを痛感する2年間でした。当時、戦力になれなかったという悔しさが、今の自分の原動力となっています。それでも、経営企画部では航空業界以外のビジネスモデルに触れ、丸紅という巨大な会社組織の経営の中枢を一部とはいえ目の当たりにすることができました。総合商社を目指す人には営業部志向の人が多いと思いますが、総合商社の全体像を俯瞰してダイナミズムを感じられるのはコーポレートスタッフグループならではの特徴だと思います。

仕事におけるポリシーや
大事にしていることは?

自分の仕事が誰にどのような価値を生んでいるのか、を常に意識しています。BtoBの仕事において、消費者の喜ぶ顔を直接見られる機会は多くありません。漠然と仕事をしていると、利益の為、取引先との契約内容履行の為、場合によっては社内調整の為に、タスクをこなしてしまいがちです。しかし、そうした仕事から新しいことは生まれず、自分も成長せず、なによりやっていて楽しくありません。自分の仕事に価値を見出し、意味のある仕事を続けていくために、今後も自分の仕事の価値を常に意識し、その価値を高める努力をしていきたいと考えています。

プライベートはどのように
過ごされていますか?

駐在地のノースカロライナ州シャーロットはクラフトビールの醸造所が多数あり、それぞれにビアガーデンやレストランが併設されています。日本のビアガーデンでは考えられないですが、こちらは子ども連れが本当に多く、休日は家族と公園に散歩に行くような感覚で醸造所巡りをして、多種多様な地ビールを味わっています。