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菅 洋一郎

YOICHIRO SUGA

金属本部
非鉄金属原料部
政経学部 | 2004年卒

30代
男性
素材産業グループ
総合職

CASEによる産業変化を
丸紅のチャンスにするために。

ご自身の担当業務について

チリで生産される銅原料の日本向け輸入や、電池材料や特殊鋼、希土類磁石などの原料として使用されるコバルトというレアメタルのトレードを手掛けています。日本経済は世界に誇る技術力と勤勉さを武器に発展してきましたが、エネルギー・資源などの原料は海外からの輸入に頼っているのが実情です。国内産業で必要とされる資源を安定的かつ競争力のある価格で購入するために、総合商社が持つネットワーク、ファイナンス、商品知識などの強みを最大限に生かしてトレード業務に取り組んでいます。新たなコバルト需要家として、現在最も注目しているのがEV産業。CASE(Connected/Autonomous/Shared/Electric)のキーワードの下に世界が大きく変わっていく中で、その産業変化に合わせた最適な原料を顧客に提供すべく、日々国内外を飛び回っています。

これまでのキャリアにおける
ターニングポイントは?

入社時は総務部というコーポレート組織に配属され、その後韓国での海外駐在を経て、2014年度より現在の部署に所属しています。総務部時代は本社ビルなど社用不動産の管理業務を担当しました。若手の内から総額1千億円を超えるB/Sを管理する重要な業務を任せてもらい、勉強の毎日でした。キャリアのターニングポイントになったのは韓国駐在中に出会った同年代の韓国官僚との懇親会で、韓国の資源戦略について意見交換したこと。韓国経済は日本よりも内需が弱く輸出依存度が高いという特徴がありますが、それ故に韓国は資源の確保や自国製品の販売に対して非常にアグレッシブ。パワフルで目をギラギラさせながら自国の発展について熱く語る彼を見て、自分自身も総合商社の機能を生かして資源戦略を担うビジネスに従事したいと考え、現在の部署への異動を希望しました。

仕事におけるポリシーや
大事にしていることは?

トレードビジネスは、世界のトッププレーヤーたちがプロフェッショナルとしてしのぎを削っている世界。その中で新しい価値を生み出して利益を得ていくことが我々に求められるミッションです。プロとしての意識を持ちベストを尽くしていくこと、また新たな価値を求めて新規ビジネスに積極的にチャレンジしていくことを常に心掛けています。

プライベートはどのように
過ごされていますか?

小学校高学年の息子と低学年の娘がいますが、昨年から長男がソフトテニスを習い始めました。元々私も妻もソフトテニスの経験者ですが、息子がソフトテニスを始めたのをきっかけに週末は一緒に練習に参加しています。少しずつ上達する息子を見ながら、将来は長女も交えて家族4人でダブルスをしたいな、とプライベートを楽しんでいます。