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加藤 真名美

MANAMI KATO

金属本部
鉄鋼原料部
外国語学部 | 2010年卒

30代
女性
素材産業グループ
総合職

鉄鋼関連業務のプロとして
あらゆることに精通し価値を生み出す。

ご自身の担当業務について

2010年に入社以来、鉄鋼関連の業務に従事してきました。入社当初は鉄鉱石、その後鉄鋼製品のトレードを経験し、現在は原料炭のトレードに従事しています。川上から川下までのビジネスを経験したことで業界への理解も深まり、知識の面でも人脈の面でも自身の強みになったと感じています。鉄は私たちの最も身近にあふれる素材である一方で、その原料は国内では賄えず輸入に依存しており、日本においては非常に重要なビジネスであると感じています。日本に原料を安定的に供給し続けるという業務は、取引先の操業状況はもちろん、天候から政治的な部分までこまめな情報収集が欠かせず大変な一方で、非常にやりがいを感じています。

これまでのキャリアにおける
ターニングポイントは?

豪州駐在とその後の伊藤忠丸紅鉄鋼への出向です。豪州では、世界最大級の単一鉄鉱山開発事業であるロイヒルプロジェクトに携わり、建設期間中から鉄鉱石の出荷開始まで現地に駐在していました。ロイヒル社のマーケティングチームも編成された直後で、関係構築から書類のやり取りなどの細かい業務フローをゼロから作りあげていく仕事は非常に貴重な経験でした。その後伊藤忠丸紅鉄鋼に出向し経験した鉄鋼製品の営業は、今までの業務から、顧客も仕事のやり方も180度違うところで、時差も大きく体力的にも非常に大変でしたが、原料ビジネスでは経験できないスピーディな商談やリスクの高いビジネスの経験は、鉄鋼業界で営業として仕事をする上での知識の面でも、また商売感覚の面でも自分の成長につながったと感じています。

仕事におけるポリシーや
大事にしていることは?

フェアであることでしょうか。現在の業務は売り先買い先共に限られるので、商売は継続することが重要となります。何十年も続くビジネスもあり、どちらか一方に不満が残る状態を継続してしまうと、どこかで商売が立ち行かなくなる可能性があります。関係が深く長いからこそ、どちらか一方に我慢をお願いするときは、納得してもらえるよう説明を尽くし、丁寧に対応することに努めています。バランスを取りながらどちらか一方にわだかまりが残らない形に収めるよう心掛けています。

プライベートはどのように
過ごされていますか?

無趣味が悩みですが、強いて言えば皇居ランです。もともと駐在で増えた体重を戻すために始めたことですが、走ると頭の中もリセットできる気がして気持ちが良いので今でも走っています。お酒が好きなので、旅行先や出張先でその土地ならではのお酒やワインを収集するのも好きです。駐在時代はワイナリーも身近にあり、ワインに関する興味が深まった気がします。