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菱田 麻実

ASAMI HISHIDA

金融・リース・不動産本部
金融・リース事業第一部
環境・エネルギー工学部 | 2010年卒

30代
女性
社会産業・金融グループ
総合職

米国ウェストレイク社の
ナレッジを活かし、
新たなビジネスモデルを確立する。

ご自身の担当業務について

金融・リース・不動産本部は、金融・リースという機能軸で事業を集約することを目的に2019年に新設された部署です。その中で私は自動車販売金融に関わっており、アメリカで一般消費者向けの自動車販売金融事業を展開するウェストレイク社の本社側担当として、現地駐在員のサポートを行うほか、事業内容の整理と課内共有、事業の他国横展開などを推進しています。ウェストレイク社はこれまでに蓄積した膨大なデータの分析から「所得水準と所有車種の延滞リスク相関関係」といった独自の与信ナレッジを有しており、環境変化に合わせてこれを迅速・柔軟に見直し与信審査に活かしていくことで市場でのシェアを伸ばし続けています。この事業ノウハウを現地駐在員と連携して言語化し、他国事業への横展開を行うこと、さらには、入社以来の経験をうまく活用し、新たなビジネスモデルの形へ発展させていくことを目指しています。

これまでのキャリアにおける
ターニングポイントは?

私は大学で環境工学を学び、排出権取引に関わりたいと思い丸紅に入社しました。その願い通り、入社後は地球環境プロジェクト部(当時)に配属され、7年目にフランスに駐在することになりました。その赴任直後にイタリアでの新規投資案件を主担当として組成したことが私のターニングポイントです。契約条件交渉、社内での決裁取得を含め、全ての業務を通して、財務、法務、会計、税務などを把握し、物事の全体感を見てマネージする感覚と、何事においても自身の意見を持つという意識を身に付けることができました。案件の組成段階においては、イタリア特有の法制度により契約直前に対応が必要になることも少なくなく、その都度当事者全員で知恵を絞り、解決策を導き出しました。諸条件を考慮した上で、関係者のニーズを掴みながら提案・課題解決へと進めていく感覚と経験は、仕事はもちろん私生活においても今の私の考え方のベースとなっています。

仕事におけるポリシーや
大事にしていることは?

何事にも素直に取り組むことです。丸紅では若手のうちから担当案件を持ち、裁量を持って判断する機会が与えられます。また数年に一度は部署異動がある場合もあり、常に何らかの新しい経験を積むことが出来る環境に身を置くことになります。上司や同僚、社外パートナーからの指導・助言を素直に受け止め取り組むことで、こうした丸紅の環境を最大限に活かすことが出来ると考えています。

プライベートはどのように
過ごされていますか?

フランスに駐在してハマったことがふたつあります。ひとつは健康維持を目的としたマラソン。もうひとつがワインです。きっかけはボルドー地区のブドウ畑やシャトーを縫って走りながら、給水所でワインが提供されるメドックマラソンに参加したことです。昨年ワインエキスパートの資格を取得して、休日はワイナリー巡りを楽しんでいます。私が資格を取得したことを知った行きつけのレストランのオーナーは、ブラインドテイスティングを挑んでくるようになりました(笑)。