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若林 昇平

SHOHEI WAKABAYASHI

食料第一・第二本部
穀物油糧部
経営学部 | 2017年卒

20代
男性
食料・アグリグループ
総合職

社内外との横連携を通して
日本の水畜産業界に貢献を。

ご自身の担当業務について

穀物油糧部は、水畜産業で飼育される魚、鶏、牛、豚向けの飼料原料のトレーディング業務を担う部署で、私はその中で、トウモロコシからデンプンを抽出する過程で発生する副産物や綿花からコットンを取り出した後に残る種子などの副産物トレードを担当しています。世界中の穀物生産状況、畜産需給、気候、物流情報をいち早く収集し、サプライヤーや船舶会社から港湾荷役者、倉庫会社まで、幅広いパートナーと綿密に連携して、顧客が必要なタイミングで確実に原料を調達できるように、日々あらゆるリスクを想定しながら業務に向き合っています。
私たちのミッションは「丸紅の機能を活かし、丸紅だからこそ創造できる価値で、日本の水畜産業界の発展に貢献する」ことです。顧客や社会のニーズに真摯に耳を傾け、食料本部内のみならず、時には化学品、電力や宇宙ビジネスを手掛ける社内部署とも横連携して、現場の生の声と自分のアイデアと丸紅のネットワークをフル活用し、丸紅ならではの価値創造を通して顧客の問題を解決しています。このような、まだ誰も成しえていない仕組みを作り上げていく仕事に非常にやりがいを感じています。

これまでのキャリアにおける
ターニングポイントは?

入社2年目に、当時担当していたブラジルの港湾ターミナル事業会社Terlogs Terminal Maritimo Ltda.の事業価値向上のために、「ブラジルの農家のニーズを発見し、柔軟な発想で解決策を考えよ」というワクワクするミッションをいただき、2~3週間ブラジルに滞在したことです。気合いを入れて事前準備をするも、実際の現場では右も左も、言語もよく分からない中で、自分の無力さを痛感し、落ち込むばかりの日々でした。
それでも、毎日現場に足を運んで情報を体で吸収し、移動中も夜も「あれでもないこれでもない」と考えを巡らし、駐在員にもアドバイスを貰いながら、情熱を持って自分なりに全力でやり抜いたことは、かけがえのない経験になりました。
また、自分が携わっているビジネスのダイナミックさや、食料自給率が低い日本への食料安定供給のために現地で働く駐在員やスタッフの姿を目の当たりにして、改めて自分が穀物業界に携われていることに誇りを見出せるようになりました。

仕事におけるポリシーや
大事にしていることは?

「自分の意見を持ち、自分でリスクを取って、自分のポジションを取りなさい」。これは、入社3ヶ月目頃、与えられた仕事を言われるがまま行っていた私に、尊敬する先輩から厳しく言われた言葉です。
それ以来、お客さまの立場に立ってくみ取ったニーズを、これまでのやり方に捉われず“若林ならでは”の新しい切り口で提案するように常に心掛けています。もちろん、若手である自分が意見を発信することはとても勇気が必要で、物怖じしてしまうことも少なくありません。それでも、「分からないなら誰よりも知識を身につけなさい。自信がないならスキルを磨きなさい。リスクを取って自分の意見を発信しないと存在価値も成長機会も得られない」という先輩の言葉を何度も脳内再生して頑張っています。このように、丸紅には情熱と個性を持ち合わせた方がたくさん集まっており、先輩だけではなく同期や後輩から刺激を受けることも少なくありません。

プライベートはどのように
過ごされていますか?

冬は友人とスノーボードにいくことが多いです。一方、夏は学生時代とはうってかわって涼しい部屋に引きこもっています。また、美味しい料理とお酒が好きなので、平日でも仕事後に会社の同期や先輩、後輩と一緒に飲みに行くことが多いです。社会人となり、色々な方々と出会う機会が増えたことで、スノーボード、ゴルフ、ダーツ、映画、ワインとハマるものも増えました。