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小笠原 夏雄

NATSUO OGASAWARA

次世代コーポレート
ディベロップメント本部
丸紅米国会社 シリコンバレー支店
国際教養学部 | 2007年卒

30代
男性
CDIO
総合職

米国シリコンバレーで
10年後の丸紅の姿を模索する。

ご自身の担当業務について

2019年10月からシリコンバレーに駐在し、米国市場を起点とした新事業開発及び丸紅のコーポレートベンチャーキャピタルを通したスタートアップ投資を担当しています。新事業開発の目標は、丸紅にとって新しい領域で次なる事業を創出すること。広大な未知の新領域においては、調査、仮説設定、課題と解決策の整理、経済性試算、パートナー企業との協議といったサイクルを繰り返して事業構想を練り上げていくことが求められます。また、スタートアップ投資においては、シリコンバレーに数多く存在するスタートアップ企業との面談を重ね、米国人チームメンバーと共に投資先の絞り込みや投資条件交渉を行っています。そして、こうした投資活動を通して垣間見える未来の方向性やさまざまな知見を社内に共有すべく、日々活動しています。

これまでのキャリアにおける
ターニングポイントは?

2017年に、若手から中堅メンバーを中心とした未来像タスクフォースに参加したことです。「10年後、丸紅グループはどうありたいか」という問いに対して、有識者の方々の話やさまざまな調査をベースにメンバー内で議論を重ね、当社経営陣に提言を行いました。当時の私は、所属する部署が扱う商材や業務の将来についてあまり疑問を持っていませんでしたが、未来像タスクフォースでの議論を通じて、これまで常識とされていたビジネスの枠組みが、速いスピードで、かつ不連続に変化していることを痛感しました。「今日ある商材・ビジネスモデルが明日もあるわけではない」。強い危機感を感じた一方で、新しいビジネスモデルにチャレンジできる絶好の機会にワクワクする自分がいました。その時の気持ちが、今も仕事に向き合う原動力になっています。

仕事におけるポリシーや
大事にしていることは?

「自分は仕事を通じて何を成し遂げたいのか」を常に自問自答し、目の前の仕事を完遂することだけが目的になってしまうことがないよう心掛けています。また、価値の提供方法は技術革新によって変化し続ける一方で、提供価値の根本は今も昔も未来も「夢の実現」だと思っています。だからこそ、まずは人が夢を話したくなるような人間でありたいと考えています。

プライベートはどのように
過ごされていますか?

4歳と2歳になる子どもと公園で一緒に遊んだり、ディズニー映画を観て過ごすことが多いです。当本部が目指す「次世代の事業を作り上げる」という目標は、時として掴みづらいものですが、子ども達が自分の膝の上でけらけらと笑う姿を見ると、こういう笑顔が生まれる機会を増やすことが目標なのかなと感じています。そして、たくさんの子どもの心を動かすディズニー映画に、想像力や夢想力の大切さを再認識させられます。