総合商社でも稀な部署で
より良いコンプライアンス体制を築く。

ご自身の担当業務について

コンプライアンス統括部は、総合商社でも珍しくコンプライアンスに特化した部です。丸紅グループのコンプライアンス全般の取り組みに加え、贈収賄防止や競争法違反防止・制裁法対応・貿易管理等を扱っています。その中で私は、コンプライアンス活動全般の運用と反社会的勢力の排除に関する体制整備等を担当しています。「天網恢恢疎にして漏らさず」とまではいかないかもしれませんが、「気づいたら実践している」コンプライアンス体制となるよう、日々運用を見直し改善するとともに、システム化に取り組んでいます。

これまでのキャリアにおける
ターニングポイントは？

入社8年目、当時の物資・紙パルプ総括部で担当したレジャー関連事業2社3事業の売却案件です。課員レベルの担当者は私一人。M&Aの基礎知識もなく、会社法の本を買うところから始めました。スキームを提案・決定するまでも大変でしたが、条件交渉・業法対応・社内決裁対応・各種契約書作成・大型案件に対応可能な現地司法書士事務所探しまで、ありとあらゆる業務がありました。勉強する・考える・教えを乞う・工夫することを重ねるうちに、本当に多くの社内外の方の協力を得て、無事に取引が完了しました。取引成立日の4月1日に抱いた、感謝と感慨と少し寂しい複雑な気持ちは今でも覚えています。

仕事におけるポリシーや
大事にしていることは？

入社当時の課長に頂いた「仕事は、追いかけられるな、追いかけろ。」というメッセージです。私の趣味であるスキーでたとえると、腰が引け足だけ先に滑ってしまうと、視界も狭くコントロールも効かなくなります。次の斜面をしっかりとらえ、上体が前を向いていれば視界も広くコントロールも効き、何より気持ちよく滑走出来ます。仕事も同様に捉えて、この言葉を大切に日々の業務に向き合っています。

プライベートはどのように
過ごされていますか？

細々とですが、入社してから始めた競技スキーを続けています。集中しきったときの真っ白になる瞬間がたまりません。記録は……というと、高校生の長男には数年前にとっくに抜かれてしまったので、小学生の次男にはまだまだ抜かれないように頑張りたいと思っています！