陳 テイ微

TINGWEI CHEN

金属本部 鉄鉱石部
MARUBENI IRON ORE
AUSTRALIA PTY. LTD.出向
学芸学部 | 2009年卒

30代
女性
金属資源

資源ビジネスの面白さに目覚め、
マイニング業界の最前線で奮闘中。

ご自身の担当業務について

2023年2月からパースに駐在し、世界最大級の単一鉄鉱山開発事業であるロイヒルプロジェクトの事業管理、および新規案件獲得に向けた案件評価の業務を行っています。2009年に入社以来、石炭のトレーディング業務を経験後、石炭権益の事業管理、鉄鉱石権益の事業管理に長く携わり、その中でマイニング業界の最前線に触れられる場所で働きたいという気持ちが生まれ、海外駐在を希望しました。娘がまだ4歳と小さかったので単身帯同駐在に迷いはありましたが、上司・同僚・親から温かいサポートを頂き、おかげで今は楽しく仕事ができています。
現場経験については、2023年からのパース駐在に加え、入社5年目に約2か月間、Queensland州にある当社出資先の炭鉱での現場研修に参加しました。現場の従業員と同じキャンプに宿泊し、露天掘り操業の一連の流れや、鉱山重機、現場労働環境への理解を深める良い経験となりました。

働く中でのやりがいや仕事の面白さは?

最初は、資源の上流ビジネスの規模に圧倒されつつ、日々の管理業務に追われていました。1件当たりの投資金額も大きく、チームで一つの案件を見るので、個人の裁量が小さいことに物足りなさを感じる時期もありましたが、鉄鉱石部隊に異動し、二つ目のコモディティーに関わってからは、鉄鉱石と石炭プロジェクトを比較することができるようになり、共通のサプライヤーや人物も見えるようになったので、資源ビジネスの面白さに目覚めたと感じています。資源ビジネスは大抵長いサイクルを持つため、今買収して2~3年後に十分な利益を得られない案件であったとしても、10年や20年先までのポテンシャルを考えた上で検討しなければならないことや、市況が良い時にM&Aしやすい、悪い時にM&Aしにくいことから生まれる弊害の怖さもありますので、それも全部含めてエキサイティングな業界だと感じました。資源ビジネスにおいて、将来のためのoptionalityをできる限り獲得する、との視点を持つことが大事であることも学びました。

働く上で大切にしていることは?

会社で長く働いていると、所属先の事業サイクルのあらゆる段階を経験することができるので、自分自身のモチベーションも事業の状態に影響されることが多々ありました。入社して数年後、当時担当していた投資先から会社として撤退することになり、見失いそうになった時もありましたが、同じ課の先輩が気づいてくれて、優しく励まされたおかげで気持ちを入れ替え、次の業務へ取り組めたことが記憶に残っています。その後も、会社の投資環境が厳しい時期があり、若手のモチベーションが低下しやすいことを察知して、当時の課長が、自分の業務からいかに意味を見出して取り組むかということを課で議論する場を設けてくれました。何かで行き詰まったり、見失いそうになった時は、自分で抱え込まず、周りの先輩・後輩・上司と話したり、彼らが頑張っている姿を見て、気持ちを入れ替えるように心がけています。

丸紅の好きなところ・魅力について

個性豊かな人が多いことと、職場の雰囲気です。3~4年に一度部署異動する場合が多く、これまで多くの先輩・後輩・上司と一緒に働くことができましたが、皆さんそれぞれ違う趣味や人生観、仕事観を持つため、昼食の時の雑談や、仕事終わりの飲み会は会社人生には欠かせない楽しい時間でした。