三輪 優香

YUKA MIWA

食料第二本部
穀物油糧部
大学院 農学研究科 | 2022年修了

20代
女性
食料

現場に寄り添い、「おいしい魚」を
届け続けるという未来を実現する。

ご自身の担当業務について

穀物油糧部は世界の食糧安定供給と持続可能な農畜水産業の実現をミッションとし、その中でも事業開発課は持続可能な一次産業の維持発展に向けて、産業全体のDX化やSDGs化を推進しています。私は水産養殖業のSDGs案件を担当しており、この先も日本で「おいしい魚」が食べ続けられるように、持続可能な養殖業の実現に向けて、飼料会社や養殖業者、水産卸業者や量販店と連携して、サステナブルな養殖用飼料の開発や育てた魚のマーケティングを行っています。国内外の新規原料の探索や調達、飼料開発のための養殖試験、育てた養殖魚のブランディングやマーケティングに携わり、スモールスケールではありますが川上から川下まで一気通貫で見ています。特に、最終商品である「サステナブルな水産物」のブランディングや量販店への提案、テスト販売にも関わることができ、商社では珍しくマーケティングの経験も積むことができています。

働く中でのやりがいや仕事の面白さは?

5年、10年後を見据えた新しい取り組みであるため、生産者から消費者まで理解浸透させるためには原料、飼料、養殖、販売とサプライチェーン全体で連携して進めていく必要があり、それぞれ現場で立場が異なることで難しさを感じる瞬間も多々あります。一方で、業界の皆さんの「おいしい魚」を日本の皆さんに届け続けたいという想いは共通しており、一社単独では難しいことも事業会社やパートナー企業と協力し合うことで日々一歩ずつ進められていることを実感しています。また、サプライチェーン全体に関わることで業界理解が深まり、現場の方々とより深いコミュニケーションが取れるようになったことはとても嬉しいです。将来に向けた取り組みなので、今、世の中の役に立っているという実感が得にくい瞬間もありますが、それでも私たち商社の役割は、現場に寄り添いながら、長期的な視点で大きな絵を描き、未来のために一歩ずつ取り組みを進めていくことだと考えています。

働く上で大切にしていることは?

とにかく現場に出て、見て、聞いて、感じることを大切にしています。私が普段関わっているのは飼料や魚の生産から販売の現場がメインで、関東以外では九州や大阪に行くことが多く、魚の養殖場にもよく訪問しています。現場の方々と対話を重ねて相互理解を深め、信頼関係を構築することを心掛けています。相手の立場に立って物事を考え、私たちはどう役に立てるのか、この取り組みが業界全体だけでなく相手にとってどのようなメリットになるのかを常に意識しながら進めていく必要があります。

丸紅の好きなところ・魅力について

若手のチャレンジを全力で応援してくれる温かい社風が大好きです! 仕事では、早くから責任のある仕事を任せてもらえ、自分の意見や考えを担当業務に反映できることが多いです。個人的な話ではありますが、お客様から初めてゴルフのお誘いを受けた時には、事前に当時の上司や部署の先輩方が練習ラウンドに付き合ってくれました。仕事だけでなくプライベートの話も気軽に相談できる職場、心から尊敬できる上司、同僚と働けることに日々幸せを感じ、それがモチベーションへとつながっています!