
小笠原 夏雄
NATSUO OGASAWARA
次世代コーポレート
ディベロップメント本部
投資マネジメント部
国際教養学部 | 2008年卒
40代
男性
次世代ビジネス
投資先と共に世界の成長を捉えながら
「全方良し」の実現へ。
ご自身の担当業務について
投資マネジメント部は、シンガポールと米国に設立した投資専門会社と共に、成長領域と定める東南アジア・米国の消費者セクターにて投資/M&A・その後の成長支援を実施し、投資先と共に成長を遂げていくことで、丸紅の企業価値向上を目指すコーポレートディベロップメントを推進しています。私は米国を担当していて、投資専門会社と両輪を組み、案件検証、投資後のPMI、成長支援に取り組んでいます。投資専門会社は、当社がこれまであまり取り組んでこなかった消費者セクターで長らく投資を行ってきたバックグラウンドを持ち、深いネットワークや洞察力、高度なテクニックを駆使した投資活動を展開する一方、戦略/事業投資家として伴走しながら長期目線で成長を目指すコーポレートとしての戦略とは、時にギャップが生じることがあります。そのギャップはKPIや案件評価手法等のテクニカルなものから事業関与方法や投資哲学まで多岐にわたります。安易にどちらかに寄せず、同質化しない関係を維持しながらも同じ方向を向いて進んでいくという矛盾の両立を目指しながら奔走する毎日です。
働く中でのやりがいや仕事の面白さは?
これからの日本を担っていく世代に求められるであろうIQ、EQを会得できる機会が日々の業務の中にあることです。外部・内部環境共に課題が迫る日本において、いかに世界の成長・変化を日本に取り込んでいくかは企業にとどまらない大きなテーマであり、その実現には日本とは前提が異なる海外事業の拡大、人財との連携は今後ますます重要になってきます。当部では消費者向けビジネスのプロ、投資のプロ等と連携し、新たな領域で変化を捉えながら投資/M&A、投資後の成長支援を実行しています。各方面のプロと異国を舞台に侃々諤々の議論をしながら共に切磋琢磨していく仕事は、個人のIQ、EQを伸ばす絶好のチャンスですし、もし一連のワークフローを日本がさらなる成長を遂げるための型の一つとして構築することができたなら、投資先の顧客良し、投資先良し、当社良し、自分良し、そしてきっと日本も良しという「全方良し」になると信じています。
働く上で大切にしていることは?
自分の人生・信条と一貫性を持つことを大切にしています。カタール、米国、シンガポールでの駐在経験を経て、「地球は知るに広く、解するに深い」という感覚を強く持ちました。世界は不確実性がますます高まる中で素早く一進一退、時々飛躍したりしています。今日の常識が明日の非常識になるかもしれず、時に五里霧中になる現代でビジネスをしていくからこそ、人生を通して地球に貢献したいという自分の信条を忘れずに仕事に向き合いたいと考えています。
丸紅の好きなところ・魅力について
会社が対面する業界と国に限りがない点です。近年は宇宙までビジネス領域に入ってきました。社員一人が見る業界・国は業務に応じた取捨選択がなされますが、一つの変化が連鎖的に世界の構図を変えかねない現代において、世界の縮図と未来の方向性を社内で感じ取れる環境は大きな魅力です。同僚の同僚に 話を聞けば、ビジネスの観点から世界や未来を覗ける。部署問わず社員のゆるやかな連携が図れる丸紅だからこその魅力かもしれません。