小山 咲子

SAKIKO OYAMA

食料第一本部
食品素材部
法学部 | 2009年卒

30代
女性
食料

ビジネスの種を探し、
食料業界に新たな可能性を。

ご自身の担当業務について

食品素材部は、油脂、砂糖、小麦粉、香辛料、食用大豆等、食品製造の原料となる商材のトレーディング業務、そして食品素材分野の企業へ出資・経営参画を行う部署です。
今まで様々な原料取引を担当してきました(パスタ、香辛料、ナッツ、糖蜜、乳製品等)。そして今年度より、部内のトレードチームから、食品素材領域で新たな出資・買収先を探す新規案件チームに異動しました。今は主に米国市場の投資案件を担当しています。可能性ある領域・一緒に成長できそうな企業を探し、調査し、相手との交渉、出資に向けて社内プロセス等を推進していく業務となります。日々商材やお金の動きを実感するトレード業務と異なり、企業買収となると時間もかかりますし、交渉の難易度も高く、また、社内の様々な人を説得する難しさを感じています。ただ、ゼロから組み立てていくワクワクさもあり、生みの苦しみの先に大きな達成感があると信じて日々邁進しています。

働く中でのやりがいや仕事の面白さは?

もともと食べ物が好きで食料本部を志望していたのもあり、興味ある分野にずっと携わることができているのは大きな喜びです。食料品を買いに行くと、お店や製品パッケージに商社の名前を目にすることは多くないですが、実は原料納入したり、出資参画したり等、様々なところで深く関わっています。商社は裏方のような存在で、産地・原料から流通状況まで幅広く追うことができ、業界の動きを日々目の当たりにします。好きな分野にどっぷり浸かり、ビジネスの種を探すのが面白いです。利益追求はもちろんですが、食料業界が抱える課題・持続可能性等について考える機会があるのも嬉しいです。
また、母親となった今、子供たちと食べ物を手にとり「これ、ママの会社が関わっているんだよ」と話せるのも密かなやりがいです(笑)。

働く上で大切にしていることは?

自分で体験し、肌感覚を持ち続けることです。今や色々な情報・データが拾え、頭でシナリオを考えることはできます。でもそれだけでは自信持って言い切れません。「食」という生活に密接した産業に携わっている以上、自分で食べて、文化を理解して、実体験を積み、リアルな感覚を持ち続けたいと思っています。また、自分一人で全てを経験することはできないですが、社内外の様々な方と会話し、生の声を大切にしていきたいです。

丸紅の好きなところ・魅力について

一番は、一緒に働いている人が好きです。本部内の部署異動、事業会社への出向、海外勤務も経験しましたが、毎回人間関係に恵まれていると感じることばかりでした。また、周りにいる他部署の方々含め、みんな様々な経験と知識を持ち合わせていて、困った時に頼れる人がたくさんいる安心感があります。3人の小さい子供を抱え、いつまで営業最前線でいられるか不安もありますが、周りの人が好きなので頑張れている自分がいます。