
新家 あゆ美
AYUMI SHINKE
次世代コーポレート
ディベロップメント本部
投資マネジメント部
政策科学部 | 2009年卒
30代
女性
次世代ビジネス
丸紅の新たな成長の柱となるビジネスを創るために
消費者向け事業に挑戦。
ご自身の担当業務について
次世代コーポレートディベロップメント本部は、2030年までに丸紅の新たな成長の柱となるビジネスを創るというミッションのもと、主に東南アジア・米国にて成長ポテンシャルの高いコンシューマー関連事業への投資を行っています。私が担当する東南アジア地域では、シンガポール・インドネシア・マレーシアでのコーヒーチェーンの展開から、ベトナムの食品関連企業、インドネシアのメディカル関連企業などの、高い成長率が期待される事業・企業へ積極的に投資を行っており、本社では、これら投資実行時の戦略整理や、投資実行後のPMI支援、ガバナンス実装などを行っています。
これらの投資はどれも、成長著しい東南アジアにおいて、中間所得者層の増加による消費の伸びを捉えるもので、投資先の事業拡大を通じて、日々、成長パワーの大きさを実感しています。それと共に、成長性が高いからこそ、どういったディレクションで企業を成長させていくのかという観点や戦略の実行支援、ガバナンスの実装が重要であると感じており、長期目線で何ができるかを考え続けています。
働く中でのやりがいや仕事の面白さは?
コンシューマー関連事業のダイナミズムを感じられるところです。
カナダのコーヒーチェーンであるTim Hortonsの東南アジア展開事業は、当社が一から従業員を雇って、店舗開発をしています。小さなオフィスから始まり、日々、新しい人員が仲間に加わり、店舗数を増やしていっており、成長を肌で感じることができます。
また、コンシューマー向け事業は、進出する国の嗜好や文化にあったサービスを提供することが重要で、例えば、Tim Hortonsのマレーシアでは、シンガポールに比べて食事用途でカフェを利用する方が多いということから、新しくパスタのメニューを開発していたり、甘めのドリンクが好きな方が多いというので味を変えたりしています。コンシューマー向け事業は、こういった一つひとつの取り組みが売上やブランドイメージに直結し、また、消費者の好みも日々変わっていくので、試行錯誤の連続です。これが大変なところでもあり、面白さだと思っています。
働く上で大切にしていることは?
仕事の枠にとらわれず、楽しむことを大切にしています。
商社の仕事は、良い投資・事業をして会社にとって、社会にとって価値を生みだすというものだと思っています。業務のゴール設定をするのは自分自身なので、目の前の業務をこなすだけではなく、常に、どんな価値が生みだせるのかを考えるようにしています。
Only boring person gets bored. 日々の業務をより面白くするのは、自分次第だと思っています。
丸紅の好きなところ・魅力について
丸紅に入って、それぞれの本部で行っている事業の多様性に驚いたのを覚えていますが、私自身のキャリアも、リスクマネジメント部、電力、ガスインフラから、今はコンシューマー関連事業と変わっており、また担当地域も、国内、欧州、豪州、東南アジアと様々です。場所や事業モデルが違うと、全く新しい観点で事業を見る必要があり、アンラーニングの必要性を日々感じるとともに、これまでの全く違った案件での観点が活きる部分もあり、日々、学びの連続です。丸紅は決まったキャリアパスが用意されているわけではなく、それぞれが自分で創り上げていく必要があります。自分に何ができるのかを常に考えなければならないですが、やりたい!といったことを受け入れてくれる懐の深さがあり、それが日々の仕事の面白さになっていると感じています。