社員ひとり一人の夢と志を実現するために、
丸紅では「人財」「仕掛け」「時間」という
観点から
さまざまな施策が用意されていますので、
それらをご紹介します。
世界中から次世代リーダを選抜し、
イノベーションを創り出すための議論を。
これからの丸紅グループを牽引するグローバル・イノベーション・リーダーを養成することを目的として、「丸紅アカデミア」を実施しています。世界中の丸紅グループの社員の中から、グローバルで多様なキャリアと個性を持った人財を選抜し、1年をかけて、徹底した思考と議論から実際にイノベーションを創り出すことを目指しています。参加者には、エバンジェリスト(伝道師)として、丸紅グループのイノベーションと変革をリードする活躍を期待しています。
アカデミア2021には、15カ国より32名が参加し、コロナ禍を経て新たな時代に求められる心構えやスキルを習得しました。メンバーは、様々な変化が次々に起こる外部環境に適切に対処しながら、長期的な視野に立って、丸紅グループとしてどう変革していくかなどをテーマに議論を深め、イノベーションの実践に取り組みました。
所属部署×世代の異なる3名の社員でトリオをつくり、定期的に双方向のコミュニケーションを取ることで、組織や世代を超えたつながりの形成、経験の共有、異なる価値観・考え方への相互理解を促進します。新入社員は必ず参加し、社会人としての土台を形成する機会として活用しています。
参加者の声
- 自分がコーポレートスタッフ部署への配属だったので、営業の方とトリオになったことで実際に営業がどういうお仕事をされているのか学ぶことができ、営業への興味がより沸き立ちました。
また、名前に『メンター』とついていますが、そこまで堅苦しさはなく、仕事のことだけでなく結婚やプライベートのアドバイスもくれる社内の兄貴的な存在でした。
何より、経験が豊富な方々なのでキャリア形成の相談がしやすかったです。 - 私は普段の業務内容に加えて、働き方やそれぞれの部署における視点の違いについて聞いていました。入社1年目当時は、全社を俯瞰して見る事が難しかったのですが、他部署の視点を知ることで全社を俯瞰して見る意識が生まれました。
また、海外出張の話から、おすすめの旅行先とかも教えて貰っていました(笑)
丸紅のデジタル·イノベーション室がイノベーション施策推進の一環で利用している「WeWork GINZA SIX」で、外部からゲストを招きパネルディスカッションやワークショップを行う「丸紅イノベーション·サロン」。コワーキングプレイスというさまざまな企業が織り成すイノベーティブな雰囲気の中で四半期に一度のペースで開催され、社員が普段の業務から離れて起業家から刺激を受けたり、視野を広げて新たな発想を促す機会となっています。
〈開催事例〉
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スポーツビジネスのイノベーションとは?
ゲスト:(株)ミッションスポーツ -
Amazonの文化とイノベーション
ゲスト:アマゾン ウェブ サービス ジャパン(株) -
テクノロジーと創るミライの農業
ゲスト:inaho株式会社 -
令和時代のワクワク学びづくり
ゲスト:(株)みらいスクール
参加者の声
- 分野問わず世の中の最新の潮流に直接触れられるという点で非常に有意義なイベントです。自分の業務に直接関係するか否かという視野の狭い考えを捨て、定期的にこのイベントに参加し、新しいものをインプットすることが、結果として自分の業務でのイノベーションにもつながるのではないかと思います。
- 「あの会社だから新ビジネスが生まれる」のではなく、その事業に取り組む人の『課題解決への熱意』があるから事業が生まれるのだと認識しました。「新しい人に会ったり、新しい事を学んだりして自分自身が変わり続けなければアウトプットは変わらない」というゲストの言葉に、気付きを得ました。
※一部講演はオンラインでの実施となっています。
丸紅グループがもつさまざまなビジネス基盤「グローバル クロスバリュー プラットフォーム」を使ってイノベーションを起こすために、さまざまな「仕掛け」が用意されています。
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ビジネスモデルキャンバス
丸紅グループのさまざまなビジネスモデルを可視化し、社員間で共有が可能になっています。他部署が手掛けるビジネスのリソース(資産)や顧客セグメントを参照することで、新たな掛け合わせの発想を促します。
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Idea Box
新たなビジネスアイデアを自由に投稿できる仕組みが用意されています。年齢や職掌に関係なく、社員は誰でもいつでもアイデアを提案することができます。
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ビジネスプランコンテスト
2018年度から新たに始まったビジネスプランコンテスト(ビジコン)では、丸紅グループの社員が新規ビジネスアイデアを応募することができます。書類選考やインタビューなどの選考を経て、コンテストを通過したアイデアは次年度以降、事業化に挑戦することができます。
ビジコン挑戦者の声
- 日常業務に取り組みながら、もっと顧客の要望に応えたいという気持ちを多くの企業人が持っているはずです。「すぐに利益がでない」「自分の仕事とかみ合わない」と諦めがちな発想もビジコンが可能性をすくってくれるので素晴らしい仕組みだと思います。
- 部署や年次に関係なく、自分のアイデアに対して情熱を注ぐことができるのでありがたく感じています。自分のやりたいことを会社のリソースを使いながら実現できるのはとても贅沢です。
- 事業会社(グループ会社)ではリソースに限界もあり、新規事業への取り組みも簡単にはできませんが、丸紅のプログラムを通じて創造的な活動ができるいい機会です。
※一部コンテストはオンラインでの実施となっています。
社員自らの意志で、新しいビジネスの創造や業務改善等の活動に就業時間の15%の「時間」を充当できる施策です。担当分野に関連する取り組みに限らず、新しい分野の取り組みについても適用できます。ビジネスモデルキャンバスを活用した新しいビジネスの掛け合わせ、外部企業との情報交換、Idea Boxへの投稿など、自由な発想による新しいチャレンジが推奨されています。
上記の他、フレックスタイム勤務制度やどこでもワーク※の導入などにより働く時間・場所を柔軟化し、社員一人ひとりが自律的に最適な働き方を追求する事で、組織としてのパフォーマンスを高める事を目指しています。
※どこでもワーク:在宅勤務やサテライトオフィス勤務など、会社以外の場所でも勤務可能な制度。