INTERVIEW

常にワクワクしながら、
ITビジネスの最先端を走る。

古久保 慶KEI KOKUBO

情報ソリューション本部
ICTビジネス第二部
アルテリア・ネットワークス出向
大学院 情報科学研究科 | 2011年修了 ※所属部署は取材当時のものです

MY CAREER

2011年
ITネットワークビジネス部 企画課
2011年
通信事業会社出向
2013年
中国・上海へ語学研修
2014年
ICTビジネス第一部
2016年
米国・サンフランシスコのベンチャーキャピタルで実地研修
2017年
丸紅米国会社
2019年
アルテリア・ネットワークス出向

丸紅に入社を決めた理由を教えて下さい

大学院では情報システム工学を専攻しており、就職活動当初はIT企業を中心に企業研究を進めていました。商社に興味を抱いたのは、商社に内定したアルバイト先の先輩の話を聞いたからです。ちょうどその頃、海外で研究成果を発表する機会があり、海外に向けて成果を発信する充実感を感じていました。また、ITをビジネスの一つとしてとらえた上でより広がりのあるプロジェクトに携わってみたいと思い、最後は商社一本に絞って就職活動を行いました。

現在の仕事について教えて下さい

2019年より情報・不動産本部の事業会社であるアルテリア・ネットワークス(以下、アルテリア社)に出向しています。アルテリア社は、日本国内に大容量光ファイバーケーブル・ネットワークを構築し、最先端のネットワーク・サービスを提供する認定電気通信事業者です。現在私は、海外法人向け営業を担当しており、海外キャリアやグローバル企業に専用線や光ファイバーなど日本国内の通信回線を販売しています。これに加えて、丸紅からの出向者という立場からアルテリア社に対して、新しいビジネスを検討・提案するという役割も担っています。

ネットワーク・サービスの提供とは
具体的にどのようなものなのですか?

たとえば、海外のコンテンツプロバイダが日本でインターネットサービスを展開する場合、日本国内のインフラ整備が不可欠です。アルテリア社は自社で保有する光回線サービスの提供にとどまらず、拠点間の専用線構築、国際海底ケーブルのランディングステーションからの接続など、お客さまのニーズに応じたネットワークを構築できるのです。

ネットワーク構築において大変なことを教えて下さい

通信ビジネスの成功はスケジュール管理が命です。回線ルートなどは現地調査を行って初めて提供の可否が分かることもあり、提供予定のルートで回線が提供できない場合、タイトな納期の中で早急に代替案の検討が必要になるケースが多々あります。だからこそ、普段から多くのステークホルダーと密なコミュニケーションを図り、困難に直面したときにチームで対応できるようにしておくことが重要です。

今までのキャリアと、そこから学んだことを教えて下さい

入社1年目で通信事業会社に出向。その後、中国への語学研修、ICTビジネス第一部での業務を経てアメリカへ赴任。ベンチャーキャピタルへ出向してスタートアップ企業への投資を経験し、さらに丸紅米国会社において先端テクノロジーを有する企業の日本市場での事業展開の検討に携わるなど、数多くのキャリアを経験してきました。2~3年ごとに転職しているようなものですね(笑)。
このキャリアから学んだことはたくさんあります。その中で今実践しているのは軽快なコミュニケーションとスピード感。最初の出向先の通信事業会社は200名くらいの小さな会社だったので、日々考えたことを直接どんどん話し合ってスピード感をもって進めることができました。今いるアルテリア社はグループで800名以上と規模が格段に大きい会社ですが、ここでも同じように、直接会いに行って話し、臨機応変にスピーディーに対応していくようにしています。

丸紅という舞台で、
あなたが今後チャレンジしたいことは?

米国で1000社以上のスタートアップ企業と接している中で分かったのは、業界の人脈とテクノロジーへの知見が成功へのカギだということ。丸紅が通信事業を続けていくためには、これらを深めていく必要があると強く感じ、その役割を担う人財になりたいと考えています。そうした背景もあり、帰国後は現場に出たいとアルテリア社への出向を希望しました。
業界を知り、最先端技術に触れ、営業の最前線を体験したからこそ提案できるものがある。それが商社でキャリアを積んだ人間の使命であり面白さでもあると思います。私は、企画であっても営業でも、常にワクワクしたいと思いながら仕事に向き合ってきました。こうなれば便利かな、この技術はここに活かせるかも。常にそんな仮説を立てて社内外の人たちを巻き込み、一緒に面白がっていきたいですね。

After Work

リフレッシュ目的のために社会人になってからも継続している水泳。自分の泳ぎで、その時々のコンディションが把握できますし、無心で泳いでいるときにアイデアが浮かぶこともあります。子どもが生まれて忙しくなりましたが、今でも週一回は通っています。

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